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Blog☆HiloⅡ

銀嶺の人(下):新田 次郎 (著)


前回アップした上巻の続きになります。
上巻同様,あらすじが以下のようにブックカバーに記載されています。
「マッターホルン,アイガー,グランドジョラスと,女性で初めてヨーロッパ三大北壁に挑む淑子,新婚旅行をドリュー西壁に試みる美佐子・・・・医師と彫刻家,それぞれに仕事を持った二人だが,ますます岸壁登攀に情熱を注いでいく。対照的な二人の登山家の姿を通して描かれる,山とは何か,山になぜ登るのかという問い。『孤高の人』,『栄光の岸壁』より続く,三部作の掉尾を飾る傑作山岳小説。」とあります。
ということはこの順番で読むべきだったのかもしれませんね。
『孤高の人』,『栄光の岸壁』もかつて読んでいるのですけど,続けて読んでみたくなりました。
ところでこの作品ですが,実在の女性二人が主人公であるが,淑子は今井通子さんです。
この二人がマッターホルンに登った年が1967年で,この作品が発表されたのが1974年です。
この時代がそれほど昔のことには思えないのだけど,言葉遣いや結婚観に違和感を感じてしまいました。
でも,最初のスイス遠征が飛行機ではなく船舶だったことを考えれば,この間の50年の時の流れの速さを物語っているのかもしれません。
まあそんなことはどうでもよくて,山が好きな方なら一度は読んでいただきたい一冊です。
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