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Blog☆HiloⅡ

捨てない生きかた:五木寛之著&環境について


今年になってなぜか五木氏の作品を数十年ぶりに読んでいます。
ボクよりもかなり人生の先輩ではあるけど,氏の作品を読んで自分の終焉について考えてしまうことがたくさんあります。
ボクも最近は過去を振り返ることがたびたびあります。
その時にその時代に自身が使用していた品があればその思いも深まるでしょう。
実際にボクも物持ちがいい方ですが,そろそろ整理は必要かなと思っています。
しかし写真が趣味なので,撮りためた写真がたくさんあるんです。
今どきプリントアウトする人は少ないと思いますが,引き伸ばして季節ごとに部屋に飾っています。
写真を見れば当時の光景がよみがえってきます。
残された人のことを想うといつかは捨てるべきだと思うのですが。
この作品にはそうした自分が所有するもの記憶の他,地域に残された建造物,方言,文明などについても触れています。
日本は海外に比べて歴史的な建造物が少ないですね。
地震大国だからやむを得ないところもありますが,歴史的に貴重な街を捨てて再開発を進めるというのはボクもいかがなものかと思います。

ところで環境について。

ビニール傘を再利用する動きが広がっているそうです。
電車内に置き忘れたビニール傘を再利用するという記事ですが,ボクはちょっと違うと思うんです。
そもそも使い捨てのビニール傘を作らなければいいだけのことです。
雨風の強い日の翌日はビニール傘が道端にたくさん捨てられています。
きちんと作られた傘なら風で壊れることは少ないし,ある程度の対価を支払っていればその扱いも違うでしょう。
電車内に忘れてしまったら駅に届け出るでしょう。
そう考えたら自ずから答えは見えてきます。
SDGsという流行言葉の横文字に騙されてはいけません。
安物だから大切にしないという文化が根付くことこそSDGsに反すると思いませんか。
傘は職人さんが手で作ったものを長く使うこと。
それを子供たちに伝えていくことが大切だと思います。
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