読売新聞の切り抜きです。
見出しは御覧のとおり「『一極集中で人口減』反論」。
地方の知事からの批判に対する反論ですね。
東京都は反論のための動画をユーチューブに投稿して，両者の因果関係はないと主張しているそうです。
動画を視聴してみたのですけど，つまらないものでした。
各方面から東京の合計特殊出生率が全国最低だと指摘されていることについて「合計特殊出生率は分母である女性人口に未婚者を含むため、未婚女性が流入する都市部の率が低く算出され，少子化を論じる際のエビデンスとして不適切」だと主張しているのですが，未婚女性が多いことは認めています。
地方から多くの若い未婚女性が東京に転入するから分母の未婚者が増えた結果だということは，それらの女性が東京に出てこないで地方で就職していれば結婚していたかもしれなという解釈もできます。
こんな動画に税金をつぎ込むことこそ無駄遣いだし，そもそも小池さんが東京一極集中を是としていることが問題なのです。
まずは東京の適正な人口を何人と想定しているのか。
その数値を示していただきたい。
日本の人口は2100年に6000万人になるとも言われています。
その時東京の人口は何人がベストなのか。
地方と東京の割合はどう考えるのか。
そうしたビジョンもなく，小池さんは第一子の保育料を無償にすると本日発表しました。
彼女の選挙公約だそうです。
小池さんは東京都の有り余る税金を湯水のようにばらまけば人口が増えると考えている。
それが無駄だと意見する側近はいないんだろうか。
そもそもお金をつぎ込んで少子化を解消することは不可能だということは証明されています。
もう一つ言いたいのは，タワーマンションを次々と建設しているけど，首都直下型地震が起きたらそれらに住む人が非難する場所が確保できているのかという疑問。
ボクは神戸市のタワマン規制の方が正しい政策だと思うけど。
