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二週続けての山行は竜ヶ岳。
先月末から東京からも雪化粧した富士山が見えるようになったので,外輪山の竜ヶ岳に登ってきました。
本栖湖キャンプ場と供用されてる駐車場に7時過ぎに到着したら,キャンプ場では朝の炊飯の準備が始まっていて,あちこちで煙が上がっていました。
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コロナ禍前はこの時期には閑散としていたのがうそのようです。
風もなく穏やかな陽気で,この時期にしては暖かく,薄着で登山口に向かいました。
登山口へは、バンガローが点在するキャンプ場の中を抜けて行きます。
今日はスマホにセットしたヤマレコの地図データを使用します。
といっても何度も登っているコースなので,コースタイムの確認程度ですけど,記録作成には役に立ちます。
10分ほど歩くと登山口に着きます。
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登り口にはベンチがあって道標が出ています。
階段状の道をしばらく登ると本栖湖の向こうに雪を被った南アルプスが見えてきました。
八ヶ岳も見えています。
今日は展望が期待できそう。
やがて前方が明るくなってきて,ベンチが置いてある展望広場に出ます。
ここからは正面に富士山を望むことができるのですが,年々木立が成長して今年は写真にならないほどでした。
反対方向には本栖湖を前景に南アと八ケ岳が見えています。
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今日は湖面の上に水蒸気が発生して幻想的な写真が撮れました。
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そして進行方向には竜ヶ岳の丸い山頂も見えます。
笹の緑と少しだけ残っている紅葉がきれいです。
展望台から20分ほどのところに東屋があります。
ちょうどちょうど太陽が富士山の上に位置する時間なので,あえて太陽を入れて撮ってみました。
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山頂方面も一望できます。
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ここからは笹原の斜面をジグザグに登っていきます。
時折振り返ると、眼下に広がる青木ヶ原樹林が箱庭のように見えます。
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点在する小山は富士山の噴火口です。
自然の力はとてつもないものです。
湖畔から登ってくるルートと合流するあたりからは八ヶ岳から金峰山まで望むことができます。
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この先はササに囲まれたなだらかな道を進めば山頂です。
広い山頂にはすでに先客がいらっしゃいました。
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富士山に積もった雪はかなり溶けていましたが,沢筋に残る雪がアクセントになっていました。
南側に行くと南アルプスのパノラマと八ケ岳を楽しむことができます。
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1時間ほど写真を撮ってから下山。
往路を戻って東屋まで下りる途中でリンドウが咲いているのを発見しました。
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東屋まで下りてきたら,陽が少し傾いてきたので富士山の山肌に陰影が付いて迫力のある姿を見ることができました。
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この先登山口まで多くの登山者とすれ違いました。
隊列を組んだ団体さんもいらっしゃいました。
さっきまでは静かな山だったんだけど。
車での帰路、R139の西湖の手前から渋滞にはまりました。
まだ1時前なんだけど,紅葉シーズンの終末だからしょうがないですね。
そして中央道も同様でした。