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Blog☆HiloⅡ

春の茅ヶ岳に登ってきた

茅ヶ岳といえば100名山の著者である深田久弥さんの終焉の地です。
7時半前に駐車場に着いたのですが、すでにほぼ満車でした。
三年ぶりに来たのですが,立派なトイレができていました。

そしてこの案内板。

韮崎市はずいぶんお金を掛けましたね。
その分ちゃんとお金は落として帰りますよ。
登山口は駐車場の奥にあります。
この先に深田公園があるのですが,なんと隣接して巨大な太陽光パネルが設置されていました。
最近は多くの山で太陽光パネルを見かけますね。
20分ほどなだらかな直線の道を進むとこんな標識が現れました。

なんと太陽光発電所の建設工事のお知らせです。
これって環境破壊なんじゃないの?
この標識は無視して直進するとアスファルトの林道(大明神線)に出ます。

林道を横切りアカマツ、カラマツの中を緩やかな登りが続き徐々道幅が狭まってきます。
この時期には花は見あたりませんが、すでに木々からは新緑が芽吹いています。
登山道は石がごろごろとしていて歩きにくのですが、登山口から1時間ほど登ると正面に大きな岩が現れます。
奥に見えているのが女岩です。

岩の割れ目から幾筋も清水が流れているはずですが、岩がもろくなっていて落石注意の黄色いテープが張られてあり岩に近づくことはできません。
ここからは登りがきつくなり、日の当たらない木立の中をふかふかの枯葉を踏みしめながらジグザグに単調な登りが続きます。
前方が明るくなってくるとそこが敷島から山頂へ続く尾根道です。

左折してしばらく行くと右側に深田久弥氏の終焉の地の石碑が建っています。

ここからは正面に金峰山の五畳岩がよく見えます。
段差の大きな岩をいくつも超えて高度を稼いでいくと、富士山そして南アルプスまでが見渡せるようになります。
雲海の上にぽっかり浮かんだ富士山。
この時期の早朝にしばしば見ることができます。
この眺めを目にすると疲れが飛んでしまいます。
ここまでくればもう山頂は間近です。
前方の視界が開けて平らになったところが山頂です。
山頂は石がごろごろとして狭く,すでに人であふれていました。
かつては木々が邪魔していましたが,最近は枝を払っていただいたようで,素晴らしい景色を楽しむことができます。
正面には八ヶ岳が見えます。

その左手には北アルプスに続いて南アルプスも雪をかぶってまだ冬の装いです。

4月初旬とは思えないポカポカ陽気ですが、空気が澄んでいるせいか360度のパノラマを楽しむことができました。
ただし富士山は裾野に水蒸気が上がってきていました。

下山は千本桜方面に下りて、途中から駐車場に向かうルートをたどります。

こちらは結構急坂が続きます。

下山後は韮崎の「白山温泉」で汗を流しました。

ここはノーベル医学・生理学賞に選ばれた北里大特別栄誉教授の大村智さんが作った施設です。
露天風呂からは今日登った茅ヶ岳がよく見えます。
隣接してお蕎麦屋さんがあるので、こちらで天ぷらそばをいただきました。

大村さんは美術の収集家でもあって、同じ敷地の中に美術館まであります。
ここ、お勧めです。
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