氷川清話
勝海舟 著
実家で見つけたご本を持ち帰りました。
昭和53年 第3版です。
天下にこの人あり
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今の人間はどうだ、そんな奴は、一人も居るまいがノ。今の事は今知れて、今の人に賞められなくては、承知しないといふ尻の孔の小さい奴ばかりだろう。大勲位とか、何爵とかいふ肩書を貰つて、俗物からわいわいさわぎ立てられるのをもつて、自分には日本一の英雄豪傑だと思つて居るではないか。
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西郷どんの、遠藤憲一さんの口調と重ねながら読み進んで参りますと更に楽しめます。
天下にこの人ありというとこで、そういう大人は百年、二百年に一度しか現れないと
言って、西郷南洲さんをあげておられます。
少し荒っぽい口調そのままに文書が残されて
いるのはありがたいですね。
今の世も大人が必要な時かもしれませんが、
先ずは、自立して一人一人がしっかりすることで乗り越えて行く事を心掛けて参りたいです。
出てきて当たり前の世の中では無くなって来てると感じております。
ちぇすと！