TS-600は、製造後40年以上経過しているので、あちこちに不具合が出るのは仕方ない。メーカー修理もできないので、自分でなんとかしながら延命を図っている。
過去の修理内容についは、このブログと旧ブログで紹介しています。旧ブログは、フォロワーのうち「うどん巡礼中」のものがそれです。TS-600は、ほぼ完全な状態を保っているのですが、ここ福岡ではEスポが出ないと交信相手がいません。
6月のある日、51.0MHzの呼び出し周波数を聞いていたら、7エリア(東北地方)の局がCQ(FMモード)を出していました。サブチャンネルに移ったので、すかさず呼んでみたところ応答がありません。あれれ、なんでと思ったら「QRZ?無変調ですよ」と言われて、自分のリグが不調であると認識しました。
【切り分け試験】
①FMモードだとメーターで変調の有無が判断できないので、SSBモードで変調をかけたら、音声に伴ってメーターが振れる。⇒問題なし
②FMモードで試験をするためにモニター機として、中華製UVーK5(受信機改)を持ってきて、51MHz台を受信するように周波数をセットした。
⇒無変調だった。オーマイガー!
③SSBはOKで、FMだけNGと判明
【対策】
①TS-600のマイクゲインVRは、上部パネルを開けたところにある。黒いつまみがあり、上からサイドトーン・FM・SSB用のレベル調整用です。
②問題のFM用変調度調整VRは真ん中のつまみなので、モニターしながら変調をかけたら、VRがガリっているようで不安定だ。変調が乗ったり、無変調になったりする。
③とりあえず接点復活王をVRの隙間から少量噴射して、つまみをグリグリ回す。
本来ならVR交換なんだろうけど、なかなか同一の物を調達するのは困難なので、これで様子見とします。
【実践編】
①FMモードで8エリア(北海道)の局がCQを出していたので、呼んでみたら応答があった。ちゃっんと変調がかかっていことを確認できた。
②北広島市の局だったので、日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールド北海道」の話題で、ちっょとだけ盛り上がった。