今日は雨のクリスマスイブ。この時期、21時を過ぎても外気温+7度というのは、松本では珍しいです。本来ならば、ホワイトクリスマスになったはずですが、やっぱり地球のサイクルが狂い始めている感じ。とりあえず今年も、四半世紀以上使っている、ちっちゃなツリーを飾ります。そう、スーパーあずさE351系がデビューした頃に購入したものです。15個のイルミネーション電球(LEDではなく、フィラメント式電球)の中に、一つだけ仕込まれているバイメタル電球の調子が悪くなり、付属の予備電球に取り替えたところ、また元気に点滅してくれるようになりました。
イルミネーションが点滅する仕組みは、この頭が赤い「バイメタル」式フィラメント電球にあります。システムとしては、14個の電球と、1個のバイメタル内蔵電球とが直列に接続され、AC100Vに直結されています。バイメタル、すなわち2枚の金属の熱膨張率の違いを利用し、電球が点灯し、バイメタルが暖まると接点が反ってOFFになり、冷えると元に戻って再度電流が流れるという、とっても物理的というか、原始的なもの。そんなわけで、ON/OFFする周期タイミングが、毎回微妙に変わります。このランダムさが、絶妙な1/fゆらぎ感をもたらし、みているととっても癒やされます。加えて、LEDとは違い、通電開始してから徐々に明るくなり、ほのかな明るさを残しながら消灯していく、フィラメント式電球の特性と相まって、とってもいい雰囲気を醸し出してくれます。
LED式になっても、PWM制御を使えば、この特性をエミュレートすることができるはず。ただし、幼少期にこのイルミネーションの良さを感じた技術者が残っていれば、ですけど。Arduino使って作ってみようかな:)。
(点滅動画、投稿してみました:)
バイメタル式クリスマスツリーイルミネーション
by taniyan
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