<記事作成:1996年3月20日>
(注)この記事は、1996年3月に作成されたものです。ここで紹介した部品、資料等は、すでに入手がきわめて困難になっているものと思われますのでご注意ください。(2001/11 taniyan)
(HP200LX 5MB RAM 改造前・マザーボードにRAM用コネクタがない)
HP200LX内蔵RAM5MB化改造
NIFTY-Serve(現@nifty) FMODEM の「世田谷廃人サロン」のみなさまにより、HP200LX用 4MB増設RAMカードが開発、頒布されています。しかし、200LX(2MB)の一部 ロットの製品にはRAM増設に必須であるRAMカード用のコネクタが搭載されていないこと がわかりました。(私のLXも「あたり」でした) 今回、サロンの方々のご協力のもと、純正コネクタが入手でき、無事に4MB増設に 成功いたしましたので、その改造経緯を報告したいとおもいます。
今回使ったコネクタは,サンプルとして特別に分けていただいたものですので、現時点では 一般には入手困難であると思われます。現在サロンの方々が入手経路を開拓中です。供給が可能に なれば、HP200LXの1MBバージョンも4MB増設が可能になるそうです。 なお、本件については、NIFTY-Serve FMODEM第7会議室「世田谷廃人サロン会議室」 発言#09036以降をご参照ください。
(入手した「純正コネクタ」(中央の縦に細長いもの))
表面実装タイプの超小型コネクタ。(左の「1円玉」とくらべてほし) 半田付けには、極細の糸はんだが必要。(右に見えているのが「はんだ」。 右下にある,いわゆるふつうの半田(1mm直径)では絶対無理。)
(じゃまな部品を一時撤去&ランドの半田メッキ)
コネクタを取り付ける場所の周りには、はんだごてのこて先をあてるのに じゃまになる部品がいくつかありますので、それらをあらかじめはずしておくと 作業が楽になります。(黄色のコンデンサ、積層セラコン等の背の高い部品) ただし、左下の「43G..」のICははずせないのであきらめます。(実は、このICが 作業を阻む最大の邪魔者なのです)
基板上の「ランド」は半田メッキした後、かならず半田吸い取りせん(ソルダー ウィック等)で十分に半田をとり去り、表面を「平ら」にしておきます。(でないと コネクタが水平につきません)
(コネクタ取り付け完了)
あとは、コネクタをのせ、フラットICと同じ要領ではんだ付けします。 ただし、このコネクタの取り付けには、相当熟練した「はんだづけ」の技が 要求されます。「LX倍速化改造」での、水晶の取り替えがやっとできる程度のレベルの方は やめておいた方が無難だとおもいます。100ピンぐらいのフラットパッケージICを何個も取り付けた くらいの経験を持っていないと、取り返しのつかない結果になるかもしれませんので 十分おきをつけください。Hi.
本改造のご助言、部品のご提供をいただきました、世田谷廃人サロンの ごんたろさん、hondaさんにこころより感謝いたします。
by taniyan
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