「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」のお部屋

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『ガールズ&パンツァー』 第7話 観ました

2012-11-27 02:42:26 | アニメ
タイトル的に今回のお話を第二回戦のアンツィオ戦かと思わせといて日常回で終始しました。その代わり、学園艦の大きさとか、みほちゃんが黒森峯で犯した失策が明らかになりました。

う~ん、なるほどねぇ~

な感じでした。
因みにアンツィオ学園はイタリア戦車を装備していた学園で調子に乗ると強い学校だったようです。ある意味、WW2初期の戦車で装備している大洗学園と使用車両的に一番噛み合う学校だったのかもです。

サテサテ、話の流れをおさらいしておきましょう。

まずは前回、急病入院知らせで危ぶまれた冷泉麻子ちゃんのおばぁちゃんの一件ですが、意識不明の状態は脱していて無事がはっきりした状態になった頃、普通に大洗に戻ってきたあんこうチームの残りのみんながお見舞いにやってきたシーンから始まりました。この時、私服でお見舞いに着ているのですが、おばぁさんの病室からなにやら怒鳴り声が…。
それは意識が戻ったおばぁちゃんが麻子ちゃんに対して色々と苦情を言っている真っ最中なのでした。麻子ちゃんには、沙織ちゃんが付き添って来ているのですが戦車道の会場から黒森峯のヘリで急行しているので学校の制服のままですね。その分、私服でお見舞いに来ているみほ、華、優花里の三人の私服センスと言うか気合のいれようが何となくみえてきていて楽しいことになっています。一番派手なのは華ちゃん。手にお見舞い用のお花を持って居るのは当然としても、花飾り付きの帽子とか気合入り過ぎなんじゃ…。やっぱり実家が花道の家元ってのはこう言うところに差が出てしまうのでしょうか?まぁ、可愛いですから良いのですけれどもほかの二人とのドレスコードの差が…ねぇ…。
一方、みほちゃんは普通によそ行きなオシャレな感じで。優花里ちゃんはカーゴタイプのハーフパンツ姿という割とラフな普通のスタイル。彼女なりの精一杯の格好なんじゃないかと思うと可愛く思えてきます。で、そんんな三人が病室に入ろうとしたとき中から聞こえてきた怒声にビビリまくるみほと優花里ちゃんですが、華ちゃんだけは物怖じせず、背筋をピンと伸ばして格好よく、お見舞いにきたのですからと断言して入室します。おっとりとしている癖に物怖じしない、これも花道の家元の影響があるに違い無さそうです。この彼女の反応が元々のモノなのか、それとも戦車道で実戦をくぐり抜けたから出来た度胸なのかはまだ判りませんが凄いですね。

そのあと、鹿島臨海鉄道に乗って大洗に戻る描写が有ったのでその病院は水戸にあるものか鹿島にあるものかのどちらかだと思われますが、冷泉のおばぁちゃんは元気そうにみえても意外と大変な状況なのかも知れないのが気になるところです。この移動のシーンで大洗駅の中の描写が出てきたのは予想外で楽しかったです。コレで大洗に行く楽しみが増えたですね。

で、今回は学園艦は沖留めだったので連絡線で学園艦まで移動しているのですが…この船は…なんなのだろう?意外と古い型式の船で、船橋部があっさりとしていました。で、後方に大型のデリックを装備…昭和以前の艦底がモデルになっている?な、感じですね。コレは戦前船舶に詳しい方に特定してもらわないと…

学園艦に戻り日常が始まります。
そこでみほちゃんは戦車の戦力不足に思いがとらわれて、どうやって戦力を補充したら…と考えあぐねて不安になってしまったようです。無理もありません。第二次世界大戦初期型の戦車五両で、そのうち二両は明らかに対戦車戦闘に向かない車種での戦車道の対戦を勝たないといけないと言うのはむちゃぶりにも程があるのですから。少なくても火力増強はしたいでしょうし、できれば戦車の数も増やしたいところでしょう。でも、それはみほちゃん独りで悩んでいても解決しないこと。もちろん、戦力不足は生徒会執行部の三人もちゃんと解っていることなので、どうにかならないものかと書類と格闘をしていたのでした。とはいえ、格闘をしていたのは主に書記の柚子さんですけれども…。で、書類上、他にも戦車があることになっていると言うことで学園内で戦車搜索大作戦が決行され一部は艦内の奥深くへ、一部は学園の旧部室区画で搜索にあたっています。旧部室での捜索はみほちゃんたちが、艦内探索は沙織ちゃんと一年生うさぎさんチームの面々が、そして生徒会室で書類と格闘している柚子さんのサポートに華ちゃんがあたり手分けをして作業にあたります。この団結感が気持ちいいですね。まぁ、一部、声だけでかいけれども動いていない桃ちゃんみたいなのも居ますが…彼女には彼女の心配事があるのでしょうね。ソレを知っているのはおそらく、会長の杏ちゃんと柚子さんだけなのでしょうね~。あ、ほかの生徒会役員もいるとは思われるので彼女たちも知っているのかな?戦車道に生徒会がコダワル理由…。もしかしたらそれは廃校問題なのかも?と前の回でのサンダース大付属戦で無線傍受をしていたアリサの捨て台詞で囁かれては居るのですが果たしてどうなのか…

そんなこんなで搜索チームは歴女チームが水没しかけたフランス戦車を一両、旧部室で搜索に当たっていたみほちゃんが物干し竿替わりに使われていた砲身を発見。それなりの成果を上げます。一方、艦内奥深くに搜索に入った沙織ちゃんたちは、艦内の何処かで戦車っぽいモノを観たような…気がする…と言う曖昧な情報を元に搜索しますが遭難。まぁ、でっかい艦内ですからお約束ですよねぇ~。一万トンクラス以上の戦闘艦の艦内は迷路というのはよく聞く話なので、それよりでっかい学園艦の中で遭難しないわけが無いのです。後知恵ですが艦内GPSと言うか、ナビシステムくらい携帯にアプリ入れとけよ~って思わなくも無いですが、無いのでしょうね。でも、彼女たちを搜索に行って彼女たちを見つけましたが、彼女たちが居た部屋に戦車らしきものが隠れていたようです。

その見付けた戦車の戦力化は第二回戦には間に合いませんでしたが、それ以降の戦いを切り抜けるめどは立ったようで、それはウレシイ限りなのです。

で、みほちゃんの黒森峯での失策と言うのは以下の事情でした、
前の年の戦車道全国大会決勝で、三号戦車を先頭にして雨の中の崖地を進軍していたところ、敵弾で先頭を行く三号戦車がスリップ、崖下の川に転落。その次の位置に居たタイガー1(フラッグ車)の車長をしていたみほちゃんは戦車を降車、落車した三号戦車の乗員を救出に向かいフラッグ車が撃破され敗退した。と言うモノでした。
これ、流れ的に観ると、フラッグ車両のクルーを務めるなら車長がいなくても戦闘継続できる位の力量が欲しかったところですね。もしくは飛び出す前に砲手に敵戦車への発砲を任せる旨の指示をしてから飛び降りるとか…。ま、どんだけ言っても後知恵ですが、今回、みほちゃんに全部おまかせ状態だったところから出来るところは自分の判断で動くことが出来るようになったあんこうチームのみんななら、みほちゃんが一時的に戦闘不能になっても大丈夫なのでは?と思わせる信頼関係が出来たっぽい感じでまとめられたので、観ていて次回が楽しみになってきました。

因みに第二次世界大戦時の独逸戦車部隊の超熟練者クラスだと車長の指示が無くても砲手、操縦手の判断が的確でちゃんと動いて敵を撃破するのが普通だった時代が有りました。特に戦車大隊指揮官が車長を務める戦車には独自の判断で動かせる砲手、操縦手、無選手、装填手が揃っていないと戦いにならないとまで言われています。それを知っているだけに車長が不在になっただけで動けなくなってしまったフラッグ車のメンバーが…とキツネ的には思えてならないのですよ。無茶ぶりと言えば無茶ぶりなんですけれどもね…。

オマケ:ガルパン戦車コレクション

この作品の詳しいことは公式HPと、この記事にTBを送ってくれた方々のブログを参照にしてくださいませ。


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6 コメント

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Unknown (Bf109)
2012-11-27 22:30:10
再度お邪魔致します(挨拶

仰る様に戦時中の独軍戦車兵の場合、自分の持ち場以外の各部署についても最低限の訓練を受けており、もし死傷者で欠員が出た場合カバーしあう事が可能でしたね(速成教育が増えた戦争末期は別にして)

例えばノルマンディ戦線における戦車教導師団の場合、130教導戦車連隊第8中隊の「801号車」にて、指揮官(レッへ大尉)が野戦病院へ後送された為「照準手(原文のママ)」が戦車の指揮を取ったそうです(パウル・カレル「彼らは来た」より引用。ちなみに元大隊長リトゲン氏かクロウスキー氏の著書ではスティール少尉)

序にティーガー繋がりといえば、第502大隊のエースとして著名なオットー・カリウス氏も、元は対戦車砲兵を経て38(t)の装填手から戦車長に登りつめており、無冠のトップエースとして知られる第503大隊のクニスペル曹長も4号戦車の砲手上がりでしたね。
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ありがとうございます (きつねのるーと)
2012-11-28 02:45:05
毎度コメントをありがとうございます。

独逸戦車に乗っているのであれば車長がいなくなった程度で行動不能になって欲しくないなぁ~と思ってしまったので、その根拠を裏付けしていただき感謝です。
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すみません・・ (GOMARZ)
2012-11-28 06:14:29
いつもトラックバック等でお世話になっております
大変申し訳ございませんが、間違えて他の作品の
トラックバックを送ってしまいました
大変お手数ですが削除していただけると幸いですo(_ _)o
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大洗女子の交通船 (BeauFighter)
2012-11-29 06:58:11
 三景艦のひとつで黄海海戦の日本海軍旗艦、松島ですよ。後ろ向きに巨大な大砲が1門ついている珍妙な艦で、そもそも生い立ちからして「まだ発展途上国だった日本には高価な戦艦は高くて買えないし、国内の造船所で作れるサイズは装甲巡洋艦程度」という事情がありまして。そこにつけこんだフランスの造船技師が誰も考えつかないようなアイデアを持ち込んで、うっかりそれを採用して造ってしまった代物でした。
 巨大な主砲を軽装甲巡洋艦サイズの艦に1門だけ据えて、それを前向き装備2隻と後ろ向き装備を2隻、合計4隻造って、これを一列に前・前・後・後の順に縦陣にすれば.........はい巨大な単装主砲を4つ備えた巨大戦艦1隻に!なんていう魔法!
 .........という、煮詰まって会議しながら酒飲んで酔っぱらった勢いで採用しちゃったようなアイデアだったのですよ。当然、使い物になるわけがないし、酔いでも覚めたのか途中で計画は見直しに、後ろ向き主砲の艦は1隻造るのを取りやめました。黄海海戦でも結局その主砲は2時間半にも渡る戦闘で各艦数発程度しか発射できず、単なる軽装甲巡洋艦としてしか働けていません。
 多分、後ろ向き主砲の松島は機関部が下に控えている関係で後甲板がとても平らで広かったので、バーベット(砲塔じゃなくて砲郭なんです)のところにクレーンを据えて、物資の輸送にも使いやすいだとか、前がエンクローズド・バウになっていて長船首楼型だから航洋性が優れていて乗り心地がよいからとか、そういう理由で交通船として利用されているのかも...........とか思ったりもしたりしますが、多分ただ珍品好きの製作スタッフの趣味による登場だと思われます。松島好きなわたくしにはごちそうです。
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TBミスの件 (きつねのるーと)
2012-11-30 03:47:07
>GOMARZさま

わざわざの申告、ありがとうございます。適切に処置しますのでお気になさらずにどうぞなのです~
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三景艦でしたか? (きつねのるーと)
2012-11-30 03:56:28
>BeauFighterさま

連絡艦が松島だとのご指摘、感謝です。

≫多分ただ珍品好きの製作スタッフの趣味
間違いなくそれかと思われマス。

私のようなフツーのミリタリー好きの場合、せいぜいが三笠より新しい艦で知識が止まっているので(汗”””詳しい方の援護射撃が非常にウレシイ限りなのです。まぁ三景艦として誉のある艦だと言うことくらいは把握しては居るのですが艦形までは把握が出来ていないと言う体たらくでして…
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