昨秋の秩父三十四観音巡り、結願の三十四番水潜寺から下る途中、
日野澤大神社の御由緒に神楽の伝承について書かれていた。
秩父神社神楽が廃れそうになった明治初期、ここの日野澤大神社
神楽を秩父神社直属の神代神楽として継承する協会が発足して今に
至るとあった。
新聞地方版の荒川特集(4)は、同じ秩父の「滝ノ沢神楽」継承。
中津川ダム(2011年完成)計画で、中津川左岸の滝ノ沢集落の42軒が
水没などで移転。1990年最後の神楽が舞われた。
この時の神楽師たちが移転後も神楽を舞い続けようと、毎年三峰神社
で舞い続けた。後継者育成として地元の中学生のクラブ活動として舞や
笛太湖を教えた。
集落がなくなって20年、三峰神社で舞われ続けた滝ノ沢神楽も高齢化
や人手不足で2015年4月が最後となった。しかし、教えた中学生を中心
に再興する日が来ることを信じている人もいる。
懐古シリーズも荒川、三峰口から武州日野までは秩父線沿いを歩き、
その後は日野鷲橋を渡って、少し高いところを走る県道を歩いた。
県道沿いの二十一番観音寺に寄っていた
この日のゴールは和同黒谷駅