香港国家安全法施行の初日、「香港独立」を掲げる旗を
持つデモ隊を逮捕し馬乗りになって、更に前方に催涙銃を
向ける完全武装の香港の警察官のドヤ顔。
一ヶ月ほど前、黒人容疑者に馬乗りになって死亡させた
白人警官や、その抗議デモ近くを歩く大統領の露払いとして
催涙弾を撃ちまくる警官たちの姿に重なる。
いずれも、独裁的トップを抱く大国の「走狗」の姿。
一年の中間点である6月晦日と7月の朔日は二日とも
雨で巣篭りとなったが、これ幸いとペーパークラフトの
「首里城正殿」を一気に完成させた。
幅が60センチ近いため、いつものミニ・スタジオには
入らない。沖縄と言えばの青空と白砂をイメージしたカラー
ボードを背景にしたが、それもはみ出してしまう。
本当はこの下に、更に3センチほどの高さの台が付くが、
それだけでもA4十数枚の型紙が必要なので省略した。
首里城正殿の実際の寸法をネットで検索したが、高さが
約18メートルという以外は見つからない。このペーパー
クラフトの高さがほゞ18センチだから、ちょうど1/100の
スケールということになる。
よって本物の首里城正殿の幅は約40メートル、奥行き
は約25メートルということになる。
製作時間は6月中旬から約2週間で延べ80時間ほど。
しかし、一番ややこしい正面入口の屋根と軒の組み立てで
貼り間違いのミス。どうしても歪んでしまい思い切って
作り直し。3日ほどのロスとなった。
外出自粛を始めて以来、しんかい6500、羽ばたき飛行機、
クレーン車、レーシングカー、金色堂、自由の女神、今回
の首里城正殿と7つ作り続けてちょっと疲れた。
しかし、コロナ禍がなくとも真夏の昼間は家に籠ること
が多い。きっと次作を考え始めるだろう。