じんべえ時悠帖Ⅱ

教師たちの忖度

 今年もあと10日、地方版で「回顧2019」が連載される。

今朝取り上げているのは、川口市教育委員会のいじめ問題

の信じられない対応。ここでも9月に2日続けて書いた。

 中学時代の自分へのいじめの資料開示を求めた高校生に

対する身勝手な対応は裁判になっているが、自殺してしま

った中学生の遺書に「教育委員会は大うそつきだ」と書か

れていたことは衝撃的であった。

 いじめ被害を過小評価する教育委員会に対し、現場の

教師たちはどうしたのだろう。実は川口市教組が9月に

声明を出したという。

 市教委の対応についての検証委員会の設置、クラスを

持たないいじめ担当教師などを提言した。だが、これが

外部に発信されることはなかった。

 我々(教師)も当事者であるのに、市教委を批判する

ことは更に批判される。あの市教委にしてこの教師あり、

と保護者に言われている実態もある。それで提言の発信

を「自主規制」してしまった訳だ。

 川口市に限らず、教育委員会と言うものは、そもそも

学校教育や生徒のためにあるはずだが、教師たちの管理、

評価や配置に全力を注いでいる感がある。

 提言の自主規制は、そんな教育委員会に対して教師たち

が「忖度」した結果であろう。


 霧が濃かった17日の午後の散歩から。

江戸川に掛かる新しい橋の土手下の橋台工事。

多分三番目となる橋台の杭打ち中。

 二番目の橋台は完成済だが何故か少し勾配が付く、

「ムクリ」かも知れない。

 この工事を背にした住宅は出身会社の製品

 土手に向かう道、落葉した冬の木は樹形がよくわかる。

 土手下の市の保存林の中、この紅葉は何の樹だろう。

 次回は江戸川の河川敷の工事風景を紹介しよう。



 

 



 


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コメント一覧

jinbei1947
国づくりは人づくり。
少子化を危機と言いながら、上から下まで教育行政も
腐り切っているこの国の未来は暗いですね。
そのトップは明治の教育勅語と自分の名を連呼させる
小学校を是とした夫婦であることを改めて思います。
ykoma1949
教育委員会も行政の一つ・・生徒の云う
「大うそつき」は当たり前の世界でしょう
私達老獪な年寄りはいろんな世間の裏を
ある程度知っているので・・当たり前・・
でも子どもたちにしてみれば、世間も知らず
経験も少ない純真な人間・・その受け止め方
は我々と大違い、教育委員会の構成を先生の
経験者は四分の一、PTAから四分の一、市役所
から四分の一、民間から四分の一の人事に変えて
多様な意見が通る風通しのいい教育委員会に
替えていかないと、今の内閣と同じ忖度業界
の教育委員会となっていますよね~
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