じんべえ時悠帖Ⅱ

小雨の御成街道、それもよし

 日光御成街道ウォーク5日目の続き。大門(上)の交差点を

過ぎた大興寺あたりが大門宿の北の外れだろう。ここから左に

カーブして、切通しを走る東北道と側道の国道122号を渡る。

 昔は大興寺の塀に沿ってもう少し北進してから曲がっていた

らしい

 東北道を跨いで少し歩くと大手運送会社「センコー」の大きな倉庫。

広い門から出て来る大型トラックをやり過ごしながら見上げると、お、

運転手は女性だ。前の道路にトラックが出てから写真を撮る。

 門の先のフェンスにドライバーと並んで保育士募集が掛かる。

この敷地内に保育所があるのかも知れない。

 実はここは出身会社の配送センターだった。都内及び近隣県への

配送拠点としては最高の立地。現役時代ここのリニューアル計画を

担当して、今その通りの大型倉庫などが建っている。

 しかしその建設は数年後、運送を請け負っていたセンコーさんに

敷地を売却した後に実行された。いわゆる物流のアウトソーシング

の一環だった。 

 さて、ここを過ぎて大きな道を横切ると比較的長閑な道となる。

分岐点の庚申塔(青面金剛像など)は道標を兼ねるものが多いので、

覆いに頭を入れて側面を見るが享保五年などが読めるだけ。

 玄蕃新田から南部領辻と地名が変わるあたり、浦和大学入口の

バス停あたりに一里塚があったらしいが痕跡や表示は何もない。

すぐ先の美園中学に向かう角が本郷追分からジャスト28キロ地点

(日本橋からは28キロ)。樹木が手入れされ小公園になっている

ので、ここの方が一里塚のようだ。

 空き地を挟んだ枝垂れ桜を見ながら今日初めての一服休憩。

 腰を上げるとポツポツ雨が降り出す。曇りのち晴れが今日の天気

予報だが・・・。でも傘を差すほどではない。地図では右手の少し奥

浦和学院グランドとある。その北端が野球グランドのようである。

 野田小学校の先、かなり奥らしいが氷川社に寄り道。結局

200メートルほど入った先にひっそりとした境内が広がる。

 小雨が続き手元の地図が濡れる。そんな中、道端の桜も好い。

さぎやま公園入口を過ぎると天久保(アマクボ)坂の下り。

 このあたりに特別記念物に指定されていた大きなサギのコロニー

があったが環境変化で他に移ってしまったという。

 天久保坂を下った上野田の交差点が今日の中間、6キロ地点。

続きは次回。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
一尺(1フィート)立法を「一才」と呼び、物流の基本単位であることを
学びました。
物流パレットの主流が1.1メートル角なのも、トラックのアオリの内側幅が
約2.2メートルから来ています。
ykoma1949
さすが、日本の物流拠点の企画を・・多分相当部分は当時のまま
残されている。私の息子も各地のダムやトンネルや橋梁の見えない
所にイニシャルを彫ってあるとか・・ツマラン事をしている。
当時の設計や企画が・・残っていて・・感慨深いでしょうね~
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る