じんべえ時悠帖Ⅱ

一力遼、悲願の世界一

 「白一山百文」から取った河北新報は仙台市五橋(イツツバシ)に

本社がある宮城県の地方紙だが、東北のブロック紙とも言われる。その

創業家の二代目、一力雅之氏のひとりっ子が一力遼。

 4年に一度、オリンピックの年に開催される「応氏杯(応昌期杯プロ

囲碁世界選手権)は世界一の棋士を決める最高レベルの大会。1988年の

第一回から数えて今年で十回目。ここで初めての日本人として優勝した

のが一力遼(本因坊、棋聖)なのである。

 ニ十世紀までの日本は囲碁の最強国。中国、台湾、韓国から天才たちが

続々と来日して才能を開花させた。これらの活躍が母国を刺激し今世紀に

入ると世界は中国と韓国の一騎打ち状態であった。

 長い間日本のタイトルを独占して来た井山裕太、若きライバル芝野虎丸

らに揉まれて実力をつけ、日本囲碁界の悲願を達成した一力遼だが、実は、

早大卒業後に河北新報の記者となった。現在は取締役で「二足のわらじを

履く世界一の囲碁棋士」なのである。

 

今朝の日の出

夜半の雨はかなり強かったようだ


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