埼玉地方版では関東大震災における鮮人虐殺の掘り起こしが
続いている。今朝は寄居町の「町史」から事件を知った一人の
町民が初の慰霊祭を行った記事である。
100年前の9月5日、寄居町で飴を売って暮らしていた一人の
朝鮮人が警察に保護された。「朝鮮人が暴動を起こす」という
デマから守るためだ。
しかし武装した自警団が警察署に押しかけ、この朝鮮人を
引きずり出してメッタ打ち、翌日死亡。13人が検挙され3人が
有罪となった。殺された具学永さんは28歳だった。
町史で知った木島修さん(70)は衝撃を受け、何とか慰霊
をしようと「むくげの会」を作った。「なにをいまさら」と
言う人も多かったが、命日の昨日、具さんの簡素な墓がある
寺で行われた初めての慰霊祭には50人が集まった。
1,2年かけて墓を倒れないように改修し、歴史を伝える
慰霊碑も作りたいと木島さんは語る。我が地元、三郷市でも
同様の事件がなかったのだろうか。
今朝の早朝散歩から、久々に筑波山がくっきり
遠く北西の地平、滅多に見えない赤城山系か
間違いなく主峰の地蔵岳(1674m)、ここからちょうど100キロ
天頂には二十二夜の半月
地平からの日の出は今日も不発だが