じんべえ時悠帖Ⅱ

秋立ちて成田街道を歩く

 猛暑をやり過ごし2か月半ぶりに成田街道ウォークを再開。

3日(回)目は12キロ(四里)と成田街道で一番宿間が長い

船橋宿から大和田宿。例によってのんびりと紹介していこう。

 武蔵野線の三番電車に乗るべく三郷駅のホームに上がると、

ちょうど江戸川越しに日が昇る。今日は晴れの予報。

 船橋から京成本線で一駅、大神宮下から100メートルで船橋

大神宮の一之鳥居である。正式名は「意富比(オウヒ)神社」で、

日本武尊が東征の折、東国平定の成就を祈願したのが始まり。

 長い境内を進むと「日本一小さい大神宮」の社殿に着く。

戊辰戦争で木更津に陣取った幕府軍撒兵(サッペイ)隊の一部

本営となったため戦火で焼失、明治に再建された。

 社殿脇から境内の北端に出ると、前回(2日目)のゴール、

神宮下交差点が眼下である。石段を下り回れ右して「宮坂」を

上り始めると、今回の成田街道スタートである。

 幕府軍と政府軍の激しい闘いが行われたという宮坂は渋滞が

続く。しばらく上った右手路地奥の了源寺には大砲の試射場が

あったというが、残念ながらお寝坊な寺で9時開門。

 県立船橋高校、船橋防災センターを過ぎると高架道(県道)を

潜る。ここからの成田街道はこの高架脇から右折した国道296号

となる。

 このすぐ先の道の反対側の樹の下に地蔵堂。撮ろうとすると

SDカードがちょうど一杯になり交換がてら一服休憩。スタート

から1時間、ここまでの街道沿いは未だ2キロである。

 日陰に座った目の前、ややレトロ風な建物は「ヤクルト」。

朝の配達を終えたヤクルトおばさんが三輪バイクで三々五々と

戻って来る。

 続きは次回。


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
街道は街中になったり住宅街になったり、広くなったり狭くなったりですね。
家の入口や小道ごとにアップダウンする狭い歩道は本当にで疲れます。
これから先に長閑な田畑の中があるのかどうか・・・。
ykoma1949
日本一小さい大神宮 意富比(オウヒ)神社も初めて知りましたが
戊辰戦争で焼失とは残念でしたね~でも、このような歴史の一部
に名を残して・・今でも、参拝者が・・それにしてもこの成田街道
は道路が狭くて、車も渋滞して・・歩くのにも危険を伴いますね
続きを期待しますが・・気を付けて歩いてくださいね~
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