電通の「鬼の十訓」に敗れた高橋まつりさんが過労自死して丸7年。
「働き方改革」のきっかけとなった悲しい事件の一つであった。
母親の幸美さんが言い続けて来たのが「命より大切な仕事はない」。
その通り、命あってこその仕事。逆ではない。
「24時間闘えますか」は、かつて企業戦士に向けた栄養剤のCMで
あった。諸般の理由で「徹夜の仕事」がないわけではない。しかし、
それが何度も続いたら人間は「壊れる」。
学生時代、200人を超える学生寮に住んでいた。折しも全共闘時代。
寮生のほゞ半分ずつが対立セクトとそのシンパ(シンパサイザー)に
分かれていた。
毎日のようにキャンパスでは激しい対立が続いたが、夜寮に帰れば
「同じ釜の飯を喰う」仲、24時間は闘わないのである。
近くの花壇から