じんべえ時悠帖Ⅱ

命より大切な仕事はない

 電通の「鬼の十訓」に敗れた高橋まつりさんが過労自死して丸7年。

「働き方改革」のきっかけとなった悲しい事件の一つであった。

 母親の幸美さんが言い続けて来たのが「命より大切な仕事はない」。

その通り、命あってこその仕事。逆ではない。

 「24時間闘えますか」は、かつて企業戦士に向けた栄養剤のCMで

あった。諸般の理由で「徹夜の仕事」がないわけではない。しかし、

それが何度も続いたら人間は「壊れる」。

 学生時代、200人を超える学生寮に住んでいた。折しも全共闘時代。

寮生のほゞ半分ずつが対立セクトとそのシンパ(シンパサイザー)に

分かれていた。

 毎日のようにキャンパスでは激しい対立が続いたが、夜寮に帰れば

「同じ釜の飯を喰う」仲、24時間は闘わないのである。

 

近くの花壇から


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コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
先輩たちの闘いのお陰で国立大学の学生寮が「自治寮」となったわけですね。
「食堂の賄いさん」の数人が「大学職員(国家公務員)」でしたので「寮監」の
眼で見ていたのかも知れません。
私は寮委員会の「炊事幹事」でしたので、よく酒を酌み交わしていました。
jinbei1947
ワイコマ様
上司が部下を自分の「駒」とみている限り変わりませんね。
指揮命令するとしても、部下に対して同じ人間としてのリスペクトがないと、
いろいろな悲劇が生まれますね。
eme
昭和27年大学1年に入ったばかりの頃、何かのデモに参加して門限までに間に合わなかった学生を寮監が捕まえたので、これが[寮監廃止運動]に繋がり、とうとう完全自治寮になった。この騒ぎは日本中の新聞に載って、田舎の親も心配したものだ。寮監は2名いていずれも女高師卒業の女性たちであったが、1名は管理人という形になって停年まで残りこまごまと世話をしてくれた。
ykoma1949
今の社会教育が、上司や先輩の言うことを聞いて責任感を全う
する人が・・いい人です。と小学校から中学高校まで教えられ
続けて、その通り社会に出ても教えを守ると・・このような
悲劇が起きてしまいました。先生の言うことをよく聞いてその
通りに学びその延長線の社会でも・・世のなかにはいろんな
個性と言われるものがありますが、働き方改革で 個性は変
わりません。今の学歴偏重社会が今の日本の社会構造を大きく
変えてきました。日本人の民族性を無視した、欧米文化の導入
は今の日本に大きなひずみを生じさせている。
日本の教育から社会構造までを真剣に考えないといけない時
それは、我々団塊族が折り曲げてきた時代の責任かも・・・・
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