じんべえ時悠帖Ⅱ

ジャッジ、痛恨の「よそ見」

 初回に先制2ラン、4回にはフリーマンの大飛球をフェンスの上で

好捕とジャッジに気合が入り、ヤンキースは5-0とリード。WSの

決着はロサンゼルスに持ち越しかと思った。

 ところが5回表、そのジャッジが痛恨のエラー。エドマンのライナー

性の飛球に楽に追いつき一死一塁になるところだった。だが、補給寸前、

ジャッジの眼は遠く一塁方向に向いた。

 グラブに当たって球がこぼれた。多分、一塁走者K.ヘルナンデスの

離塁を確認したのだろう。これが次の二つのエラーを誘引したとは言い

切れないが、いわゆる試合の「流れ」が変わったことは間違いない

 ともかくドジャースがロサンゼルスに持ち越すことなく、4勝1敗で

WSを制した。大谷はメジャー7年目、山本は渡米初年で頂点に立った。

そして、共に春のWBC(世界野球)に続くテッペンである。

 

 今日は霜月朔日、1が三つ並ぶことに因むものも含めて記念日ラッシュ

の日だが、灯台記念日、計量の日が筆頭であろうか。

 先月十月のウォーキング記録は一日平均でちょうど八千歩、約160キロ。

伊能ウォーク隊の足跡を辿るバーチャル日本一周の最終Ⅴステージも約2/3

の地点。兵庫から京都に入る直前、城崎温泉を過ぎたところ。

 京都観光2日目、お西さんからお東さんへ裏道を歩いて移動すると

京都らしい風情が一杯。

 宗務所、出版部への入口を過ぎ、お東さん(東本願寺)の隅に着く。

 御影堂門の「木組み」が見事である。

 

 御影堂の平面面積は木造建築で日本最大で大広間は927畳敷き。

幕末の蛤御門の変で焼失、明治28年に再建された。

 現役時代、親鸞750回忌法要に向けた大屋根葺替えを設計管理する

大手設計事務所の好意で工事現場を見学する機会があった。

 約9割交換した瓦の軽量化、葺き土(瓦の下の泥土)廃止で何百トン

も軽くしたことなどを知った

 阿弥陀堂は西本願寺と逆の左手。

 阿弥陀堂門から出て京都駅へ。

 前日見つけた京都駅ビル内の貴重な喫煙場所が矢印の先。

 外から見るとこの黄色の丸あたりだが、たった一つの灰皿は陰に

隠れていて知らないとわからない。前日数人の外人が電子タバコを

燻らしていて気が付いた。

 喫煙場所からの眺めは最高である。

 相変わらず大混雑の新幹線改札内。KIOSKの弁当売場では多くの外人

観光客が必死の品定め、なかなか順番が回ってこない。「阿闍梨餅」を

土産に買って帰途に就く。

 京都散策、観光のシリーズを終わる。


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