受験生の数学への取り組み方が代わって来ているという。
教科書で基礎を知り、後はひたすら鉛筆を握って計算する、
のが昔の受験生。現代はまず解き方のパターンを学んでから
効率よく問題を解く。
しかし、ちょっと条件が変わったりするとゴリゴリと解く
計算力が要る。教科書などを読むだけではなく、自分で書い
たり計算しないと数学の力が身に付かない。
(今朝の朝日新聞コラム「専門誌に聞け」より、
「大学への数学」横戸編集長)
これを読んで、半世紀以上前の我が大学入試試験を思い
出した。
最後の5科目が数学。そこまでの4科目の自己採点は、
よくても合否線上、この数学で決まると踏んだ。
しかし、配点が大きそうな最後の記述問題を解く鍵が
どうしても閃かない。これを解かないと数学は低い得点と
なり、合格レベルには到底届かない。
残り5分となり、もうここまでか!と諦めかけた時、
ヒントが閃いた。後は時間との勝負、多分それまでの人生
で、いやその後の人生でも一番集中した時だったろう。
ヒントを信じ、超スピードの殴り書きで計算過程を書き
付けること5分間。解に辿り着かなければ諦めるしかない。
最後の解を書いたのと、終了のチャイムが鳴ったのは
同時だった。約2週間後、無事合格通知が届いた。
さて、今日のペーパークラフトは、大河ドラマ「真田丸」
の年にリリースされた真田幸村の赤備えの甲冑である。
赤備えは武田軍の象徴だが、文禄年間に真田家も赤備え
を付けていたという。大坂夏の陣、真田軍の赤備えが家康
を翻弄したが、多勢に無勢で尽きた。
上田城址の真田神社脇に大きな赤兜がある。
部品数は多くはないが、兜の形を出すのが難しかった。