1月の研究会は、東京商工会議所の検定センター様2名にお越しいただいて、東京商工会議所の検定について学習した。初めに東京商工会議所は何をしているか、概要をお話しいただく。経営相談や販路開拓、人材育成、海外取引など多岐に亘る。人材育成の一つが検定試験だ。
東商のパンフレットで紹介されている検定は全部で9つ、ビジネス実務検定、ビジネスマネジャー、日商簿記、BATIC、ビジネス会計、福祉住環境コーディネーター、カラーコーディネーター、メンタルヘルスマネジメント、ECOだ。私はこのうち、BATICとカラーコーディネーターを除く7つを取得している。別に意識して取ってきた訳ではないが、ビジネス系のため受験する機会が多かったようだ。
検定のメリット事例をお話しいただく。「日商簿記」、今は簿記を知らなくとも入力方法さえ知れば、財務諸表ができるソフトがあるそうで、金融機関の方から財務諸表を見せてくれと、そのソフトのアウトプットを出すと、結果がメチャクチャ、でもそれを説明できない。簿記の基本がわかっていないと、金融機関との打ち合わせにも支障が出てしまう。
「ビジネス実務法務」、この検定はできて20年以上になるそうだ。そういえば、私のサラリーマン時代にも私の会社では、チャレンジしてる人が多かった。そして今でも受験者は増加している、昨今のコンプライアンスの意識の向上が動機のようだ。
最後に「ビジネスマネージャー」。こちらの試験は実際に試験を時間をとって解いてもらって感想をディスカッションする。この検定は、我々中小企業診断士に近い検定だ。この検定を昇進試験の代わりに利用している企業さんも多いそうだ。ただ、内容が中小企業の管理職にはかなり難しく、もう少し工夫が必要かとの意見も出た。またこのビジネスマネージャーは、もう少し易しいWeb版もスタートしている。中小企業さんにお薦めするなら、これ自分で受けてみないと、今度やってみるか。
今月は新入会員が1名、入会検討の見学が1名あり、なかなか盛り上がった研究会であった。
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