自律神経活性療法(ゆどう術)の 薬を使わない富永しゅうかんです。
3か月以上続くのは自律神経が原因。自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
自律神経失調症の回復中には
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こんにちは
私の著書「よくわかる自律神経失調症」本文より連載します。
74頁
「音がうるさい、響く」
われわれ人間の耳には、日常いろいろな音が入ってくる。
失調症で「音が響いて、うるさい」という症状がある。
しかし、ある物事に熱中している時には騒音というのは
意外に聞こえていないものだ。電車が頻繁に通過する
踏切の側に住んでいる人々でも、テレビの画面に熱中
しているときに
75頁 挿絵 耳なりする0音がうるさい
76頁
は、電車が通過する音や踏切のカンカン鳴る音は邪魔にならないし、
聞こえていない。だが其処へ訪ねて行った人は、テレビの音と
一緒に電車の音も聞こえてきて「よくもまあ、こんな煩い
ところに住んでいられるものだ」と呆れたりすることがある。
この例からもわかるように、大脳皮質は、日常生活の中の
いろいろな出来ごとを考えて判断・選択して音を聞き分ける
ような働きをしている。この複雑な社会の全ての音響が耳の中ヘ
入ってきたのでは脳は疲れ果ててしまう。
そのために耳の鼓膜から耳小骨へ伝わって蝸牛で電気信号に
変えられ次々と神経の中継点(シナプス結合)を経て脳へ
伝えられる途中に、他の神経細胞の作用によって、
その人が必要とする音の波長だけを強く伝え、必要としない音は
排除するような自動的な働きがあって、これを自律神経が司どっている。
自律神経の正常な人では、日常生活にともなう音響はそんなに煩くもなく
、特別に耳障りで困惑してしまうというようなことは起こらない。
しかし、失調症の人になると、この自律神経の自動消去回路が
働かないので、全部の音響が耳に入ってきて脳へと伝わって
しまうのだ。自分の胸にテープレコーダーを吊り下げてテレビを
見ながら調べてみると直ぐ分かることだ。
次回へ続く・・・
*****
富永修侃(しゅうかん)著書*****
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
・登校拒否・出勤不能
・めまい(メニエール)・吐き気・不眠の治療
・パクパク食べて糖尿病の治療
・正しい日本人の性生活と悩み治療
・めざせ自律神経活性療法師
・退院後のリハビリの実際(楠葉図書館音声テキスト採用)
・癒導医学自宅治療の実際
・回復記録集251代表例1000頁
・よくわかる心の病と自律神経失調症
・癒導術Ⅰ
・癒導術Ⅱ
→→→全て電子化しておりますので、USB、CD-Rで販売しております。
→→→紙本は古本店(インターネット等)でお求めください。
>>>>>>>>癒導医学・ゆどう術の原理説明<<<<<<<<
拙著書「めまい・吐き気・不眠の治療」本文281頁~285頁より
281頁
後天性の脳障害から全身が麻痺して言葉もほとんど話せなかった十歳の少女が、
クスリをまったく使わない治療法によって症状を克服した例がある。
読売新聞で紹介された米国フィラデルフィア・グレン・ドーマン博士の
人間能力開発研究所での朗報である。この少女・R子ちゃん(十歳)は、
現在では健常児と同じようにレオタード体操やテレビゲームを楽しむまでに
回復されているということで、癒導医学の施療法と全く同じような治療理論に
基づいて指導されたことに強い感銘をおぼえたのである。このR子ちゃんは
幼時から脳性麻痺にかかり手足を自由に動かせないほどであったというこ
とだ。・・・
283頁
。現代の医学では治らないとされてきていた。
しかし、これが治ったということで新聞紙上に奇蹟のように報道された。
R子ちゃんは薬剤や手術をいっさい使わず治療し、症状に合った訓練プログラム
による治療を二年間くり返して実践し、現在では自分で歩け、
大きな声で話すこともできるようになった。また、テレビゲームを楽しむことが
できるということは、大脳皮質が働いて瞬間的にゲーム内容を判断していると
いうことである。・・・
284頁
・・・このR子ちゃんを治療した理論というのは、手・足を動かし
反復動作をさせることによって、それらの刺激が脳に伝わり、脳の回路が正しく
組み立てられ、さらに脳の細胞が成熟・充実していくという治療理論である。
つまり、脳の細胞を外側から刺激し、一定の法則によって繰り返しおこなう
ことにより脳
285頁
回路を正しく組み立てていくという理論なのである。
当然、これには薬剤も注射も使用していないと新聞は伝えている。
これは癒導(ゆどう)医学の施療理論とまったく同じことである。
癒導(ゆどう)医学は、患者さん本人が自分の体をパタバタと動かすことはない。
癒導術を習得した施療者によって行う刺激によって、 一定の順序で体の各部位の
神経を刺激し、それを通して脳細胞を刺激していく施療法である。
そうすることによって、脳の細胞本体が正常に組替えられる。細胞本体の正常化が
促進されれば、当然それから出る軸索突起である芽がどんどん成長し、
本来の正常な回路に接続されていくわけだ。・・・