不眠・耳鳴り・・・検査は正常です。様子を見ましょう。ストレスでしょう。

このように言われるのは、未病です。解決の糸口が見つかります…

追われてる感じ・・・短期に回復

2017年12月28日 | 追われている・・脅迫神経症
自律神経活性療法(ゆどう術)の 
薬を使わない富永しゅうかんです。

3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
自律神経失調の回復中に「釣り」をお勧めします。

詳細に関してはメールにて。迅速返信します。

こんにちは、

追われてる感じ・・薬を使わず・・短期に回復


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非常に勉強好きな子供だと両親は満足、 ニコニコしていたが、このときすでに正常な状態で
はなかったということが分かっていなかった。

病気に対しての知識もないし、失調症のことも知らなかった。M・0君は活発で返事もはき
はきとして、家のこともよく気がついた。よく勉強する。外見上はまったく異常が認められな

いのである。
しかし、これが交感神経緊張の状態であって、自分で塾を探してきて行き始めるということ

は、M・0君の心理的な内面を注意ぶかく観察すれば、彼がじっとしておれない、ゆったりと
した気分になれない、何かに追いまくられているということが理解できる筈である。
これは一
種の強迫神経症(脅迫ではない)、何かをしないといけないのではないか、何かをしてないと、
遅れるんじゃないかという強度の強迫感念にとりつかれているためである。

目に見えない何ものかに迫られているような精神状態となって、次から次へと手当りしだい
にいろいろなことをし始めなければ落ち着けないのだ。

これはあきらかに神経症の症状である。ところが世間一般では、勉強に一生懸命になること
は良いとされている。この良いとされている習慣に問題がある。

つまり、子供では勉強熱心、家のお手伝い、塾へ通うということでも自ら規準があり、
過度になると脳の機能を使い過ぎて

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破壊していくことになる場合がある。
M・0君は中学に入ったとたん、学校に行く時間になると、何だか体がおかしくなってきて、

めまい、吐き気がしてくる、あぶら汗がにじみでてくるようになった。その時間帯が過ぎて、
学校へ行ってしまうとスーッと気分が回復する。

そういう不快な思いを毎日繰り返していたそうだ。
その間に症状はだんだん深刻になって、学校へ行く時間になるとソワソワ、イライラしだし、

学校へ行く時間になっても家を出られなくなり、学校へ行く時間帯が過ぎて、授業の始まる頃
になると、それまでの重い気分が消えてケロッとした表情戻るのだった。

それを見て両親は「おまえは、なんという怠け者だ。いままであんなに一生懸命やってきたのに、

中学に入って手をかえしたように怠け者になるとは、何ごとか。」と叱言をいったり、
お灸をして脅したり、お仕置をしたということだ。

そのうえに学校に連絡して、両親が校長室へ連れていって土下座をさせ反省させるというよ
うな手段まで講じたということであった。

しかし、それらはまったく有効な方法ではない。だんだんと本人は、学校に対して恐怖心を
抱くようになるだけである。

結果的には、M・0君は家から一歩も外に出なくなり、御飯も食・・・
次回へ続く・・・


富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
・登校拒否・出勤不能
・めまい(メニエール)・吐き気・不眠の治療
・パクパク食べて糖尿病の治療
・日本人の正しい性生活と悩み治療
・めざせ自律神経活性療法師
・退院後のリハビリの実際(楠葉図書館音声テキスト採用)
・癒導医学自宅治療の実際
・回復記録集251代表例(1000頁)
・よくわかる心の病と自律神経失調症
・癒導術Ⅰ
・癒導術Ⅱ