不眠・耳鳴り・・・検査は正常です。様子を見ましょう。ストレスでしょう。

このように言われるのは、未病です。解決の糸口が見つかります…

めまい・メニエール

2017年12月23日 | メニエール・めまい

自律神経活性療法(ゆどう術)の 
薬を使わない富永しゅうかんです。

3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。

詳細に関してはメール
にて。迅速返信します。

自律神経・遠隔治療を受付てます。PC版では絵が動きます。

こんにちは、
著書「めまい・吐き気・不眠の治療」から抜粋して連載します。
前回の続き・・・

31頁
Fさんは、十日間程の滞在予定ということなので、連日施療し
てほしいとの希望。最初の一日目は、朝十時から始めたが、

お昼頃まで体調が悪くて、少し刺激しては様子を見てやめ、
また行うという繰り返しで二時間程少しづつ施療した。

奥様は「わたしの施療より、主人を先にお願いします。」
といわれるので、Fさんから施療を行っていった。

二日日、三日目には、右左を振り向いても、めまいがしない、
しかし目の玉があとから追いかけてくる感じがあるといわれた。

「いゃあ、不思議ですね。」「まったく不思議ですね。」と、
さも意外そうにいわれるので、私は少し耳ざわりの感じもし

たが、ご本人にすれば大きい驚きであったに違いないだろう。
何年かかっても治らなかった病気、右を向いたり左を向いた

りするとグラグラとめまいがする苦悩から解放されたので、
「不思議ですね。」と感動の声を抑えられないのも仕方が

ないことであったろう。子供たちの将来も父親の健康状態
にかかっていた。親亀こけると皆こけるで、とくに上の子

供さんは、進学塾へ行って来年大学へ行くということだ。
下の娘さんも高校を卒業したら短大へ行く予定にしてい

るとのことで、両親の難治の病気によってそれらの希望が
断たれ、目的を
32頁
見失ってどうでもよいというような気持になり、家庭での
親子の親睦も崩壊しかけていたということだ。

四日目には、子供さんたちも一緒に来られた。そうして
父親の難治の症状が好転しているのを認めた。

Fさんが「うん、もう大丈夫みたいだよ。早く治りそうだよ。」
という言葉を聞いて、二人の兄妹たちは顔を見合わせて嬉しそ

うに、にっこりとほほ笑んでおられた。十日経過して、奥さんの
施療もほぼ終了した。努力しさえすれば前方へ顔を振り向けるこ

とができるようになった。Fさんは、めまいの症状もほとんど
治まり、一人で百メートルくらい歩けるまでに回復した。

慎重を期してさらに一週間と滞在期間を延長され、半月間施療
することになった。十五日目には、二十分間くらいは一人で支障

なく歩けるようになり、体調も順調なのでリハビリを開始した。
これなら何とか全治するのも近いという自信をとり戻されたようだ。

こうしたFさんの明るい表情と動作が認められたので、 一応、
帰宅、自宅施療してもらうことにした。いわき市からは電車で

三時間半ほどかかるが、週一回一泊の予定でおいで下さいとい
うことに


富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
00000他11冊・ホームページで無料で読めます。

めまい・メニエール・・・自律神経失調

2017年12月20日 | メニエール・めまい
自律神経活性療法(ゆどう術)の 
薬を使わない富永しゅうかんです。

3か月以上続くのは自律神経が原因。
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こんにちは、
著書「めまい・吐き気・不眠の治療」から抜粋して連載します。
前回の続き・・・


26頁挿絵、自律神経活性療法の原理

27頁 Fさんの例
もう一つの例では、ある大手有力保険会社の所長・Fさんの場合。
Fさんは宮城県のいわき市に住んでおられるが、施療のご相談に来られたときは、

家族全員揃ってこられた。いろいろと経過や理由を聞いてみると、親戚や近所の
人たちから「おまえは、精神病だ。おまえみたいなのがいると、親戚中が迷惑する。

何処かへ出て行ってしまえ。」と、名前を言わない電話がかかってくるというこ
とであった。子供さんは高校生。学校にまで中傷の電話がかかってくるし、

どこかへ引越さざるをえないという最悪の状態に追いこまれ、会社も今月いっぱい
で籍を失ってしまう状態だと話をされた。

丁度、梅雨どきの頃に相談に来られたが、左に坐っておられる奥さんがいつも
Fさんの方に向いておられるので、最初は夫を気遣っていられるのかと思っていたが、

奥さんと話はじめてみても、首がこちら側へ向かない。「斜頸かな?」と思って
「奥さん、首をどうかされたんですか?」と訊ねると

28頁
「ええ、こういうふうに曲ってしまったんです。」という答えが返ってきた。
Fさんが「わたしの体の具合が悪くなり始めた頃から、女房の首が曲がり始めて、

いまでは傾きっぱなしです。両手で顔を真直ぐにすると振り向くんですが、
手を離すと、少しづつ右の方へ傾いて横を向いてしまうんです。病気なのか、

何なのかわかりません。わたし自身も同じように首を右へ向けたり、あるいは
ちょっと上向くと、もう頭がグラグラ、グラグラしてくる。めまいがするのです。

ですから何時も真正面を向いて、同じ位置に首を保っておかないと、めまいがして、
どうしようもないんです。それは辛いことです。三カ月余り入院しておりましたが、

一向に回復の兆しが見えなくて同じような状態が続くので、病院側でも退院して
くれということになりまして、わたしは退院してしまいました。

自宅に帰っても、体の具合が悪いので家の中でゴロゴロしていると、近所の人や
親戚のものが様子を見にきては日々に「あそこの、祈祷師の所へはいったのか。

どこどこの、占い師の所で見てもらったらどうだ。早くしないと俺たちが困る。」
と帰りまぎわに捨てゼリフ的に言って行く。「村から早く出ていけ。」

という非難を含めて、おしかけてくるような状態だということであった。
次回へ続く


富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
他11冊・ホームページで無料で読めます。


メニエール・めまい

2017年12月19日 | メニエール・めまい
自律神経活性療法(ゆどう術)の 薬を使わない富永しゅうかんです。

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著書より抜粋連載します。

「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より 連載・・・


前日より続く・・・
23頁挿絵・・・頭皮下脂肪のたまりすぎ

24頁症状が多少好転してきたので週二回に延ばし、それを一カ月程。最終的には月二回になった。
その頃は、もう会社へ行っても午前中ぐらい仕事を始め、会議などにも出席できるような状

態まで回復された。いちばん最初の施療のとき、B ・Mさんは「とにかく、天丼と地べたが
グルグル回って、車に乗っていても目を開けていると、外の景色、あるいは通り過ぎる車が

チラチラする。吐き気のような発作が一日中続いて、起きても、寝ても、逆立ちしても苦し
いのです。」という重篤な症状であった。

「もう生きているのが、嫌で嫌でどうしょうもない。しかし、いろいろ会社のこと、自分の
家族のことを考えると、死ぬわけにはいかない。生き地獄にいるようですよ。」とソファーの

肘掛けにもたれ、頭を後ろにもたせながら、深い溜息とともにぽつりぽつりと話をしておられ
た。「もう…、きついから…、妻に聞いてください…。あまり話もできません……」

傍の奥様といろいろ話をしたが「とにかく、ありとあらゆる所へ行って、効果があると
いわれるあらゆる方法もやってみました。しかし、どうにもならないんですよ……」

25頁
「何でもいいから、治していただけませんか」とB ・Mさんの治癒に必死の思いをかけてお
られた。B・Mさんの体に触れると全身が痛い。医療マッサージ的な刺激方法から施療を始めた。

全身の交感神経が極度の緊張状態にある。そのことからひどく病状を悪化させており、夜も
眠れないとの事。このため、まず交感神経を鎮静化させる方向へと施療を進めることにした。

このようなB・Mさんの場合でも、病気の状態はメニエール(病院でいわれた)で、他の人から
見ると外見上は何の異常も認められないのが特徴である。

このことは、病者にとって苛酷な二重の負い日となり、心理的にも悪い条件となっているこ
とを、知らない人たちが多い。

外見上、ただ少し顔がむくんでいるかな、という程度にしか映らない。それでどこが悪いん
でしょうということで、仮病だ、怠け者だということに見られてしまう。

B ・Mさんは会社の専務という立場でもあり、オーナーということでもあったので、部下の
人達から「最近、あの人は怠けている。」という非難めいた言葉や表現はなかったにしても、

前に述べたO ・Mさんはそういった辛い立場や、非難の視線を浴びせられた二重の苦しみを語
っておられた。
続く・・・

富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・退院後のリハビリの実際
 (楠葉図書館音声テキスト採用)
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