台湾治郎

自分の生涯・現在の生活

505 ブログ505 目的なき人間は、ブタになる。

2013-06-13 17:01:26 | 台湾

 日本で、ずっーと生活していたら、きっと私にも畑仕事に対して、慣れが生まれ、身体が自然に動く。ところが、台湾生活の中で、畑仕事から離れ、なぜ俺がこの仕事をしなくてはならないのだという疑問。この疑問がある間は、良い仕事は、できない。
納得がない。自己決定がない。そうすると仕事に身が入らない。そう言う気持ちで、2週間畑仕事に従事していました。どんな些細な仕事でも、自分が目的意識を持ってするのと、頼まれ仕事の気持ちでするのではすべて違う。すこし仕事しては、疲れ、休み。昼寝。
食べて、少し働いて、休む。もういい。明日にしょう。逃げてしまう自分がいた。
仕事そのものは、水くれ。雑草取り。誰でも出来る仕事。朝早くからやれば、簡単。
2週間。サボることばかり。どんどん太った。日本に帰ったときの体重は、69キロ。台湾に発つときは、74キロ。5キロ太った。当然。
 自分の嫌いなデブになっていくのがよくわかった。太るのは、簡単。節度無く食べ、生活すれば・・・、自然と太る。お腹が出てきているのがよくわかる。わかっても変えようとしない自分。どうでも良くなっていた。つくつぐ生きる目標を失うと、タコの自分。
   自分は、つくづく怠け者だと思った。思ったからといって、変えるわけではない。変えられない・・・・。まるで自分が自分でないような感じで生きていた。
 人は、目的を見失うと、こうなるという見本。
ブログについても書くな。書くことが他人に迷惑を及んでいる、あなたは、その時々の感情をぶつけ、気持ちいいだろうが、書かれた人が迷惑 。納得。日本にいる間は、書くまい、と決めた。
  2週間。つまらないテレビを見。何回も同じ新聞を見。時間が早く過ぎることだけを願った。生きているというよりただ息を吸い、食べ、寝て、・・・。まるでブタ。
もちろん、目的意識をしっかりもってやっている人は、全然違う。仕事自体が見えているし、自分がこうすることがお客さんの喜びに繋がっている。
 この意識の差。は、何をするのでも一緒。本人が気を入れてやっている人は、細かいところにも気を配る。自分の「こだわり」を大切にしていいかげんな仕事は、しない。
一回ブタになると、人間に戻れるのか。不安もあるが環境が変ると、また、元の生活にもどる。これも不思議。主体性を取り戻すと、少しずつ、自己決定。自分の目標を確認。
人は、難のために生きるのか。そんな難しいことを考えて居ません。ただ、自分の能力が人のために役立つ場所、その仕事を求めて、台湾生活をしている。
 そう言う場所がきっとあると信じて、これから、どこかで目標を見失うと、日本での生活と同じ。ひたすら、「ブタ」への道へまつしぐら。
 目標を見失うことなく、生き続けたいと思った。ブタへは、戻るまいと。
                            再見。