台湾治郎

自分の生涯・現在の生活

669 ブログ669 おいしいものとは、

2013-08-07 17:01:26 | 台湾
  同じ経験を時間を変えてしたら、どうだろう?
例えば、子供時代に好きだった、食べ物を食べる。果たして、子供時代のように心躍るだろうか? 食べる行為一つにしても、だれとどういう状況で、どういう環境でそれをするのかで全然違う物です。
 同じ食べ物ででも、食べる方の自分の舌が肥えてしまえば、かつては、おいしかった物も、現在ではまずい場合もあります。私は、お袋の味噌汁が大好きでした。結婚して、その味がいかに好きであったかわかる。現在では、奥さんの味に慣れたが、昔は、心の中でお袋の味と比べていた。もちろん、伝えたことは、ありません。出された物は、いつもおいしいと食べた。もちろん、おいしかつたと思っていました。
 
 その時の空腹であるか、満腹であるかそれだけでも、食べ物は、みんな違うでしょう。
お腹が空いていれば、かなりの物がおいしく感じるはずです。いまの人達に、空腹は、わかりにくいかもしれません。今は、飽食の時代。なんでも、お金があれば食べられる時代。だから、おいしいという物の基準がまるで違うように思います。
 そうかもしれません。私は、舌も肥えていないから、かなり物をおいしいと思うところがあります。こった物より、シンプルな野菜を蒸した料理こういう方が好きです。
子供の時、姉さんが、ジャガイモを短冊に切り、それに卵と塩で炒めた物が大好きでした。今でこそ簡単な料理ですが、当時は、私には、ごちそうでした。その時に成長段階でおいしい物は、異なる物です。いくら、子供の時おいかったものでも、大人に成ると、必ずしも、おいしいとは、限らない物です。
 とくに、お腹が空いていた時食べたものは、みんなおいしい物です。
絶対的なおいしさというものは、無いと思うのです。その時々の、感情、仲間、空腹の有無、雰囲気など、条件によって、すべて異なるように思います。
だから、良く雑誌で、これが世界の美食なんて紹介されているが、必ずしも、万人においしいとは、限らない。雑誌社の意図と料理人の腕がうまくマッチしたときに、そう言う評判がたつ。私には、どんなおいしい料理より、昔の味噌汁のほうがおいしいと思っているところがある。あたらしい味付けがどうもついて行けない。ま、一応おいしい部類には、はいるが・・・・。ベストは、昔の味噌汁。
 あなたのような人に、新しいおいしい物を紹介しても、無駄ですね。
そうかもしれません。どうも、味も、人間も古い人間のようです。変われない、わからない舌の持ち主のようです。
 要は、あなたにとって、一番おいしい料理は、味噌汁と言いたいのですね。
その通り。
再見。


668 668    教わったことー我が息子から

2013-08-07 16:55:18 | 台湾
私は、酒を飲むと、昔の頃が思い出される。
この頃は、私は、まだ、ギャンブルもしていませんでした。
夫婦とも稼ぎで。両方学校の先生をしていました。
 息子は、優秀な子供のようでした。
私に似れば、身体だけは、丈夫に育ったもの・・・・
けど、君と居たときは、本当は、一番幸せだったのかもしれません。
普通の平凡な生活の中に、幸せがあることを今になってわかりました。
それでは、遅すぎました。
君との生活は、六年でしたが、楽しかったです。
岩槻の公園に行ったり、近所の砂場で遊んだり、いろいろしましたね。
けど、その時が、一番幸せとは、思えませんでした。
 人は、愚かな物です。失ってみて、初めて人には、何が大切であったかわかるという
なぜ?
わたしは、わからなかったのだろうか?
それは、簡単。ギャンブルという悪魔に魂を渡していたから
その「刺激」の方が強かったからではないですか!!
 そうかもしれません。それが最初からわかって居れば、もっと、その当時の生活を大切にしたのに・・・・・。
覆水は、盆に返りません
現在いる家族を大切にするのです。それぐらいは、できるでしょう。
そういう気持ちは、たくさんあるのですが・・・・。なかなか素直に、自分の気持ちをストレートに伝えることが得意でないのです。
 いいですよ。あなたの反省した気持ちで、現在のご家族と生活すれば・・・。
簡単そうですが、結構・・・・・。
 そう言うことを言っている間は、あなたは、反省していない。
 息子さんが、天国から見てますよ。 
どうも、自分に素直に生きることが、どうも苦手になってきているように思うのです。
あなたは、何のために台湾に来たのですか?
自分の幸せを求めて・・・・。
 そうでしょ。それなら、何が大切であるか、一番ご家族と離れて、わかったでしょう。
その通り。それなら、その気持ちで、日本で生活すれば・・・・。
今度帰ったら、そう言う気持ちで生活してみます。
そして、息子に自慢できる親父になる努力をします。そんな自慢なんて考えずに、自然に生活すればいいのです。
そうすれば、自ずと、相手も、幸せな気持ちに成れるものです。
  自分の幸せを大切にする気持ちで、ご家族の幸せを両立させるのです。
幸せとは、平凡な生活の中にある物です。
再見。