入試の解禁日となります。明日受験する生徒とは、直前の勉強法や
過ごし方、当日の注意事項を何度も確認してきました。
そして、いろいろと考えた結果、センター試験の1日目を終えた高3は、
夜は塾に来て2日目に向けて勉強することにしました。1日目のことを
考えず2日目の勉強に集中するためです。
さて、中3の土曜の対策は『見直し』を徹底するために、週によって
時間を拡大することにしました。
時習館で推奨している『見直し』は、演習や過去問などで間違った
問題をピックアップし、解き方のポイントをルーズリーフにまとめて
いくというものです。この『見直し』は、問題と自分の答案と細かい
字で書かれた解説と突き合わせながら地味な作業です。
『見直し』を食べ物で例えるなら『ひじき』や『おから』でしょうか。
栄養価が高いながら、地味ですし満腹感は得られないかもしれません。
しかし、きっちり『見直し』をしていれば、確実に力がつきますから
成績の伸びにつながっていきます。
これに対し、問題を解いて丸つけをして、解答用紙に赤で正解を書き
写すだけでは全く力になりません。ただ、勉強した感はあるんですね。
そういう意味で『ファーストフード』でしょうか。食べると満腹感は
あるものの栄養のバランスがよくなく、いくら食べても太るだけで
体のキレは悪くなります。
問題演習は、丁寧に見直しまでやってこそです。
見直しが面倒だなあと思ったら『ひじき』と『ファーストフード』の
どっちが体にいいのかと自問自答してみてください。(笑)
さらに、ノートをまとめるという勉強について触れておきましょう。
これはノートをまとめたあとのことをどれだけ考えてつくるかにより、
効果は天地ほどの差が出ます。いつどのような場面でそのノートを
見直すのかを具体的にイメージしておかなければなりません。
「苦手な分野だから詳しくまとめて、入試まで週に1回は見直そう」、
「全範囲のポイントを模試や入試の休憩時間で見直せるように」など
具体的でなければ効果は薄くなってしまいます。具体的な目的がなく、
カラフルで鮮やかなまとめノートができあがるのをうっとり眺める
というのは避けたいところですね。
高校入試はまだまだこれからです。
受験勉強はいつももっといい方法はないかと常に考えて、具体的な
目標をもって取り組んでもらいたいと思います。そして、受験勉強を
始めた頃を振り返ってみて、勉強内容や考え方が随分進化したなあ
と思えるようになれば成績もついてきているはずです。
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