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「基本は教科書に割かれたページ数が出題割合と考えておきましょう」と
答えたのですが、せっかくなので教科書の時代別ページ数を紹介しました。
意外にも最多ページ数は昭和で、明治、江戸が続き、この3つで約半分。
これを紹介したのは、山を掛けるためではなく、時代別の学習バランスが
とれているかチェックしてもらいたいからです。例えば、平安時代までで
全体の約20%ですが、ここまでの勉強に時間がかかりすぎていませんか?
ということ。(円グラフは東京書籍の歴史ですが、時代をまたぐページも
あるので、およその数字としてご覧ください。)
さて、時習館では一部の生徒が入試過去問を解き始めたばかりですが、
かなり遅いほうだと思います。独自問題が出題される公立前期受験予定の
生徒から始めて、続いて私立専願の生徒が過去問を解くことになります。
個別指導の性質上、進度進み具合に限界があるので、このような予定に
なっていますが、これから一気に差を縮めて抜かしていくことになります。
そして、公立が第一志望の生徒はというと…、まだです。公立第一志望の
生徒には、先に併願の私立の問題を解いてもらいます。
「早く解きたい」という生徒もいますが、9月から解いてきた実力テスト、
模擬テストも公立過去問そっくりなので、これまでに何度も解いている
ようなものです。二学期は、実力テスト、模擬テスト、土曜の入試対策を
合計すると、この3ヶ月で公立の類似問題を最低9セットは解いています。
志望校決定のための材料となるため、11月の模擬テストや実力テストは
入試形式の問題を多く解いて準備をしてきました。
しかし、まもなく受験校が確定するので、あとは入試本番でいかに点を
取るかに集中することになります。これから冬休みにかけて総復習と入試
レベルの問題に対応していく時期に入りますが、この総復習のチェックに
向くのは、公立過去問より私立の問題なんですね。公立は問題数が少なく
選択解答が多いのに対し、私立の入試問題は問題数も記述解答も多いので、
総復習をする冬期講習の時期にはピッタリだと考えています。
生徒たちには、時期が来たら指示するので過去問は解かないよう言って
あるのですが、このまま解かずに待っていてください。ある時期が来たら、
連続して解くことになります。ちゃんと計画済みなのでご安心を!
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