まず、浄瑠璃寺へ。JR木津駅から有名なラーメン店『無鉄砲』の前を通って、
車で十数分ぐらいのところにあります。入り口の石碑から山門までの参道が
とても趣があります。
門をくぐると敷地中央の池で鯉が泳ぎ、その傍で亀が甲羅干しするゆったり
した雰囲気をつくっています。池の正面の本堂には、重要文化財が所狭しと
並んでいました。
ただ、本堂内は撮影禁止なので、ここで写真で紹介することはできません。
『九体阿弥陀如来像』や『吉祥天女像』などを見ることができます。
本堂から池を挟んで向き合う三重塔は、新緑に朱色が映えて美しい。
浄瑠璃寺をあとにして、徒歩10分程度先の『藪の中三仏磨崖像』へ。正面に
二体、左手の岩に一体の像があります。
そこからさらに小道を200m行くと『首切地蔵』があります。首の部分が
真っ二つになっているのではなく、首の切り込みが深いことと処刑場にいた
ことから名付けられたそうです。
次はあじさい寺とも呼ばれる『岩船寺』。門の奥に三重塔が見えますが、
黄緑色に見えるのは紫陽花です。1ヶ月後ぐらいが見頃でしょうか。
本堂内には阿弥陀如来像や四天王立像のほか、十二体の像の頭上に十二支の
動物を乗せた『十二神将像』もありました。
岩船寺の三重塔も新緑に映えます。
こちらは隅鬼がいます。
そのほか『五輪塔』や『十三重石塔』も重要文化財です。
浄瑠璃寺も岩船寺も受付のポスター以外は注意書きなど全て手書きでした。
それもあってか人工物が視界に入らず、タイムスリップしたような印象を
受けます。日常を忘れてのんびりした気分を味わうことができました。
そして、OKオートキャンプ場で腹ごしらえ。
帰り道に和束弥勒磨崖仏に寄りました。和束の茶カフェのすぐ近くです。
このように近隣だけでも歴史を感じることができます。近くにこれだけの
場所があるのに知らないままではもったいないと、いろいろ調べました。
興味のある方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
