大学見学会に参加してきました。今年は同志社大学の今出川キャンパス。
まず最初に、村田晃嗣学長の講演を聞くことができました。
メディアの露出も多い論客であるという印象通り、生で話を聞いてみても
速めのテンポと次から次へとでてくる知識や考察に引きつけられた40分間
となりました。
創立者新島襄の話から、大学がいかにグローバル人材を育成するかという
話に。同志社大学には他大学にないような海外の大学との交流の歴史や
留学提携先をもっていること、また、学生全員を対象として水平展開すると
全体のレベルが上がらない危険性もあることから、実力と意欲のある学生に
フォーカスしその学生が全体に刺激を与えていくという形でプログラムを
調整しているということでした。
最後に宗教教育の需要性にも触れておられました。英語が話せるだけでなく
宗教を理解し日本のことをよく知った上で外へ出ていくべきだということ。
キリスト教の同志社大学が京都にあるということから、宗教を比較しながら、
また、宗教と他の学問を関連づけて学べるプログラムを増やしていく予定に
なっているそうです。
村田学長の話は、完全にスーパーグローバル大学を意識した話でした。
同志社大学も申請したものの選考に漏れたわけですが、国の評価基準がやや
荒っぽいようにも感じるところもあります。しかし、今回は大学見学会の
記事なのでこれについては別の機会に書いてみたいと思います。
このあとは、キャンパスツアー。
学生ガイドの丁寧に説明と引率によって、構内をぐるりとまわりました。
こちらは、同志社礼拝堂(チャペル)、外観と内部です。重要文化財。
クラーク記念館。「少年よ…」のクラークさんとは違います。
こちらも重要文化財。
良心館の『ラーニングコモンズ』は、学生が自由に利用できるスペースで
パソコン、プロジェクター、スクリーン、電子黒板などの情報機器が完備
されています。また、個人の学習スペースのほかグループワークやグループ
ディスカッション、プレゼンテーションに向けたスペースもあります。
この日も、多くの学生が利用しており、満席に近い状態でした。
これでひと通りの見学会を終えました。
大学がどんどん郊外に移転した時期がありましたが、同志社大学は御所の
隣りに位置し、レンガ造りの建物で統一されています。京都は長く都の
あった場所でもあり、幕末の志士が命をかけた場所でもあります。そこで
学び、そこで過ごすことに意味はあるものだと思います。
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