「読み聞かせはしたほうがいいよ」ということをよく聞きます。
上の子が小さいときは、詳しいことはわからないけど、読み聞かせを
しないよりはしたほうがいいだろうとできるだけするようにはしてい
ました。最近は一番下の子に本を読みながら、今になって思うところを
頭を整理しつつ書いてみたいと思います。
一般的には、読み聞かせをすると、本が好きになるとか、語彙力がつく
とか、感受性豊かになるなどの理由が書かれていたりします。
単純に本と接する機会が多ければ、上記の効果が見られる可能性は高く
なるのでしょう。
ただ、字が読めてきたりするような一定の年齢になると、子供が自分で
読めないから代わりに読んであげるのではなく、本を読む作法を身に
つけられるように意識して読むのがよさそうです。
登場人物の心情を一緒に振り返ったり、わからない言葉を確認したり、
ときには一緒に辞書で調べたり。将来自分で本を読むようになったとき
読む作法が習慣づいているといいですね。
もしかしたら、親が面倒くさそうに読み聞かせをしていると、本は面倒
くさそうに読むものという刷り込みになる可能性もあるかもしれません。
<子供の注目ポイント>
絵本を読んでいるとき、年齢や気分などで何に注目しているかが違って
きます。話を楽しむこともありますが、絵を見て楽しんでいるなら絵の
説明をしてあげてもいいですし、色を見て楽しんでいるなら色の名前を
教えてあげてもいいですね。
他にも、リズムを楽しむこともあります。「からすのパンやさん」なら、
「かじだ かじだ おおかじだ! まっかっかのおおかじだ! …」という
ところはリズムもよく盛り上がります。
それから、絵本を読んでいると、ときどき親の口元をじっと見つめている
ときがあります。口の動きと音の違いに注目しているのかもしれません。
せっかくなので、そういうときはできるだけ滑舌よく話してあげたりして
いました。
また、何度も読みたがるのは何度も楽しみたいポイントがあるのでしょう。
しばらく読まなくなったあとでまた興味を示したりするのは今までと違う
ポイントに注目しているのかもしれませんね。忙しいときなどはちょっと
面倒だなと思うときもありますが、子供が何に注目しているのかなと観察
しながら読んでいるのも楽しいものです。
<本を買う>
では、本はどうしていたのかというと「童話館ぶっくくらぶ」で毎月
送ってもらっていました。妻の母が契約してくれていたのですが、
おもちゃや甘いものをもらうより毎月おじいちゃんやおばあちゃんが
送ってくれたよと言いながら本を読むのもなかなかいいものです。
子供には本を読んでほしいなと思いながらも、自分で定期的に本を買う
ということでは忙しかったりして続かなかったかもしれません。また、
どんな本を買えばいいのかと悩むことなく、年齢に応じた定番の絵本を
選んでもらえますし、兄弟で申し込んでも本が重複しないよう配慮して
もらえます。
うちは図書館が家の近くにあるのですが、それでもいつでも手に取れる
ほうがということで、いい本はできるだけ買うようにしていました。
結構お金がかかることもありますが、我が家はゲームがありませんので、
それを思えば安いものと考えて買っていました。
塾には本やマンガも一部おいているので、塾に来るついでに読むという
のもハードルが低くてよいかもしれません。塾にももっと本を揃えて
おいて、自然と手に取る生徒が増えたらと思います。
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