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韓国半導体、日本に足元をすくわれてる間に、TSMC・インテルなどは投資攻勢

2019-07-30 10:37:34 | 産業・企業情報

韓国半導体、日本に足元をすくわれてる間に、TSMC・インテルなどは投資攻勢

2019.07.29。午前6:40    デジタルタイムズ

サムスン電子、SKハイニックスなど「半導体コリア」が日本政府の対韓国輸出規制に足を取られて

いる間、グローバル競合他社たちが攻撃的な投資で競争力強化に乗り出している。

特にメモリー半導体はもとより、非メモリー分野でも競合他社たちの「牽制」水位が高まり、

韓国政府がサムスン電子を前面に立たせて推進するいわゆる「半導体2030ビジョン」が初期から

危機を迎えるのではないかという指摘が出ている。


29日、業界などによると、全世界の半導体市場でシェアランキング「トップ10」に入っている

米国、台湾、日本のメーカーは最近、先を争って次世代技術・設備の投資と、これに向けた資金確保に

乗り出し、サムスン電子とSKハイニックスを脅かしている。


まず、世界最大のファウンドリ ー(半導体委託生産)会社である台湾のTSMCの場合、

最近、先端極紫外線(EUV)工程に対する攻撃的な投資に乗り出した。今年第1四半期の売上基準で、

インテルとサムスン電子に続き、グローバル3位の半導体企業であるTSMCは、南部の台南産業団地に

新しいEUV生産ラインを建設する一方、北部の新竹産業団地に3ナノ工程を適用した生産ラインを

建設するための政府の認可を獲得したことが分かった。これと共にTSMCは、5Gモバイル通信向けの

半導体生産のために、既存の7ナノと5ナノの生産能力も拡大するという戦略だと、外信は伝えた。 


このような投資計画は、日本がEUV工程用フォトレジストを輸出規制の対象に上げた直後に相次いで

公開され、ファウンドリー分野で2位のサムスン電子の追撃の意志をくじくための意図ではないかと

いう推測をもたらした。全世界のナンドフラッシュ市場で、サムスン電子に続き、シェア2位の日本の

東芝メモリは最近、会社名を「キオクシア(Kioxia)」に変えて企業公開(IPO)を推進すると

発表した。キオクシアは日本語で記憶(メモリー)を意味する「Kioku」とギリシャ語で価値を

意味する「アクシア(Axia)」を合わせたものだ。

昨年、SKハイニックスが含まれる韓日米連合に買収された東芝メモリは、東京証券市場の上場を

通じて確保した資金を第4次産業革命関連分野に集中的に投資し、グローバルメモリー市場での

立場を拡大するという戦略だ。 


2017年と昨年、サムスン電子に半導体売上1位の座を譲り渡した米国インテルは、モノの

インターネット(IoT)とモバイルプロセッサーの分野で持続的に投資を拡大し、今年に入って

好調な実績を上げ続けている。 今年第2四半期の売上高は昨年同期より3%減ったが、市場の展望値を

大幅に上回っており、特にIoTと自律走行事業では、共に二桁の増加率を記録した。

これによりインテルは、今年上半期の売上326億ドル(約38兆6000億ウォン)を記録し、

サムスン電子の半導体事業(約30兆ウォン推定)を大きく上回り、再び「グローバル半導体権力の座」

を奪還することが確実視されている。この他、米国マイクロンとブロードコム、クアルコム、

テキサス・インスツルメンツ(TI)なども5Gと人工知能(AI)など、第4次産業革命の分野で

半導体需要が引き続き増えることに備えて、先端工程の導入を急いでいる雰囲気だ。 


業界関係者は「半導体業界で先端技術・投資競争は昨日今日のことではないが、最近、日本の

輸出規制により、韓国企業が相対的に不利な状況を迎えたと見られる」とし「事態が長期化した場合、

グローバル半導体市場の版図が揺らぐ可能性もある」と指摘した。

さらに、「特に、システム半導体分野でも2030年までに世界1位へと上がる目標を示したサムスン電子

は、今回の日本発の悪材料で相当な打撃を受ける可能性がある」と付け加えた。


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昨年4月に発表されたものですが、TSMCにとっては日本の対韓輸出管理措置は大きな追い風。
TSMC、1.5兆円の設備投資を計画 新竹の生産施設拡大

(2018/4/27 14:00)   日刊工業新聞

半導体の受託生産で世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が台湾・新竹にある生産施設の拡大に

向けて4000億台湾ドル(約1兆5000億円)を投じる方針を明らかにした。世界のスマートフォン市場が

減速する中、勢いを取り戻すことを目指す。


 TSMC広報担当者の孫又文氏は電話取材に対し、この投資計画はなお予備段階にあり、用地の確保や

環境評価に関する作業に向けた台湾当局の支援がまだ必要だと説明。新竹にはTSMCが本社や主要生産

施設を置き、最先端の半導体技術を構築する研究開発センターもある。


 TSMCが先週公表した4-6月(第2四半期)の売上高見通しはアナリスト予想を大きく下回り、

米アップルやSTマイクロエレクトロニクスなどテクノロジー銘柄が大幅に下げていた。(ブルームバーグ)

 


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