トランプ米大統領、「嵐の前の静けさ」 と謎めいた発言
2017年10月6日 21:30 発信地:ワシントンD.C./米国 AFP
米首都ワシントンのホワイトハウスで、ジェームズ・マティス国防長官(右から2人目)や軍幹部らとの会合に出席するドナルド・トランプ大統領(右、2017年10月5日撮影)
【10月6日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は首都ワシントン(Washington D.C.)のホワイトハウス
(White House)で5日、軍幹部らとの会合後の夕食会の冒頭、集まった記者らに「嵐の前の静けさ」と謎めいた言葉を発した。
米CNNによると、会合を終えたトランプ大統領は軍幹部やメラニア(Melania Trump)夫人らとともに写真撮影に応じていた際に
「君たち、これが何を示しているかわかるか?嵐の前の静けさかもしれない」と発言した。
記者らは発言の意図を尋ねるとともに、イランやイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のことを示唆しているのかと質問した。
それに対しトランプ大統領は「われわれはここに世界最高の軍人たちを招いている、これだけは言える」と答え、再び意図を
尋ねられると「じきにわかる」と述べた。
トランプ氏、「今は嵐の前の静けさ…そのうち意味が分かるだろう」
Posted October. 08, 2017 11:10, 東亜日報
軍当局は、北朝鮮が過去を越える超大型の挑発を強行し、韓半島の緊張が再び高まることを憂慮している。
特に、北朝鮮が固体燃料を搭載した新型ICBM級と推定されるミサイル「火星(ファソン)13」の実験発射で米本土に対する
攻撃能力を誇示したり、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を同時に発射して衝撃を最大化するという観測も流れている。
これと関連して、最近平壌(ピョンヤン)を訪れたロシアのアントン・モロゾフ下院議員は6日(現地時間)、ロシア国営RIA通信との
インタビューで、「北朝鮮は、さらに強力なミサイル実験を準備していると言った。そのミサイルが米国の海岸を攻撃することも
できるだろう」と強調した。
トランプ米大統領は同日ホワイトハウスで開かれた「製造業の日」行事に出席した後、5日の「嵐の前の静けさ」発言について、
「(何の意味かそのうち)分かるだろう」と述べた。トランプ氏は5日、ホワイトハウスで、軍首脳部と夕食会を行い、北朝鮮や
イランなど安保懸案を議論した後、記念撮影をし、記者団に、「これが何を表すかわかるか。たぶん、嵐の前の静けさだ」と語った。
北朝鮮に対する軍事行動を示唆したという解釈が出ている。これに対して大統領府関係者は、「北朝鮮の挑発を抑止するための
警告の意味」と述べた。
一方、ノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長は同日、トランプ氏と
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に「核兵器は違法だ。彼らは止めなければならない」と米朝両者に自制を求めた。