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台所のスポンジ、菌まみれでも心配無用な理由

2017-08-14 13:15:53 | 商品情報

台所のスポンジ、菌まみれでも心配無用な理由

米紙ニューヨークタイムズをはじめとする多数のメディアが8月上旬、私たちがキッチンで使用しているスポンジは「細菌の温床」で

あり、頻繁に交換すべきだとする調査結果を報じた。だが、スポンジが無菌である必要はあるのだろうか?

この調査結果は無用の不安をあおるものだ。消毒するなどして「清潔にする」のは良いことだ。ただ、あなたが深刻な免疫障害を

持つ人ではない限り、あまり心配する必要はない。

報じられた調査結果は、使用中のスポンジ14個を対象に行ったもの。最も興味深い結果として挙げられるのは、菌の中には消毒を

しても生き延びるものがあり、それらが容易に再繁殖するということだ。それでも、それが私たちにとって有害だということを示す

証拠はない。

実際のところ、調査で見つかった細菌の一つであるアシネトバクター属菌は傷口から感染することが多く、集中治療室に入院している

患者などにとっては危険性があるが、健康な人に問題を起こすことはない。

さらに、スポンジに多く付着していた菌の大半はモラクセラ属などヒトの皮膚の常在菌だ。ある評論家がこれらの結果について

指摘しているとおり、サルモネラやカンピロバクターなどの菌やその他の食中毒を引き起こす微生物は発見されなかった。

菌とは共存関係

忘れてはならないのは、人間が無菌の環境で生きているわけではないということだ。私たちや周囲を取り巻く環境の何もかもが、

細菌で覆われている。それが正常な状態なのだ。

さらに、私たちは電話やドアノブに触れることで、または握手をしたりキスをしたり、セックスをしたりすることで常に他人と細菌を

「共有」している。私たちが一か月以上にわたって使う歯ブラシにも、細菌は付着しており、繁殖している。

ごく身近にある物について行った別の調査では、医療従事者200人が持つ携帯電話を調べたところ、95%に院内感染症の

原因となる細菌が付着していた。それらの中には、深刻な感染症の原因になり得るMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)や

耐性グラム陰性桿菌なども含まれていた。


また、米アリゾナ大学の微生物学者が行った研究では、携帯電話には便座の10倍にあたる細菌を付着しているとの結果が

示されている。そのほか職場にある以下の物にも、多くの細菌が付着している(数字は約6.5平方センチメートル当たりの細菌数)。

・電話─ 25,127
・机の上─ 20,127
・キーボード─ 3,295
・マウス─ 1,676

当然ながら、靴には特に細菌が多く、およそ3分の1には大腸菌が付着しているという。

さらに、使用中の再利用可能なショッピングバッグについて行った調査結果では、半数以上に大腸菌が付着していることが

確認された。

果物や野菜にも警戒が必要だ。ラズベリーや網メロンのような果物は隅々まできれいにすることができないため、しばしば感染症の

発生源となる。


対策は簡単

ただ、こうした細菌はほとんどが洗い流せるものだ。買い物用のバッグは、肉類などをあらかじめ使い捨てのビニール袋に

入れることで、二次汚染を防ぐことができる。

スポンジを衛生的に保つ方法には、次のようなものがある。

・金属が付いていないなら、湿らせてから2分ほど電子レンジで加熱する

・食器洗い乾燥機に入れて温水で洗い、乾燥させる

米農務省(USDA)によれば、これらの方法で細菌の99.9%を除去することができる。

・漂白剤溶液につける

こうした方法を用いても、スポンジを滅菌することはできない。ただ、そうする必要は元々ない。今回の調査結果の扱い方は、

メデイアのから騒ぎといえるだろう。多数の細菌に取り囲まれた通常の環境が私たちの免疫力を高め、アレルギーや喘息の症状の

改善につながっていることを示すデータも数多くある。

これも菌だらけという可能性が大。

いくつかのメディアが食器用スポンジについて同じ時期に記事を出しています。

 

の記事::食器用スポンジはカビや細菌でいっぱい。残念ながら洗っても効果ナシ。有効な対策は?(研究結果)

の記事はスポンジは週一の交換を勧めています。

愛くて高価なスポンジは、なかなか捨てられないので買わないことですね。

除菌効果を謳った洗剤も効果は期待できないようです。

空気が通らず菌が繁殖しにくい食器洗いスポンジ?シリコングラスバー。スポンジとは言えなと思いますが。たわしに近い。