トルコ、米から金準備を回収
トルコ中央銀行が米連邦準備制度から、自行の金準備を回収した。中銀が公表した年次報告書が証明している。
2016年末に連邦準備制度に保管していたトルコ中銀の金準備は28.689トンだったが、2017年末、同じ欄には棒線が
引かれていたという。(棒線が引かれたこと=金を引き出した)
トルコ紙ミッリイェトによると、トルコの大手民間銀行も金準備を海外から回収。「相場の圧力から逃れ、米ドルに対して金を使う」と
いうエルドアン大統領の呼びかけに応答した形だ。
同紙は関係者の話として、海外から同国に計220トンの金が戻ったと伝えた。
米国が、トルコ政府がテロ組織だとみなすクルド人民防衛隊を支援していることを受け、両国の関係は緊張している。
米国は自らの行動を、ロシアで禁止されているテロ組織「ダーイシュ(イスラム国、IS)」との戦いの一環だと説明している。
ターキーおめでとう。トルコ、金準備で世界第10位を達成
クルド人に関して米国と支援してるところが違いますから、エルドアン大統領派かなり不愉快な思いをしています。
米国から距離を置きたいので、その一環として米国から「金」引き出した(取り戻した)んでしょうね。
対米関係、再び緊張=シリア越境作戦継続を宣言-トルコ
【3月24日 時事通信社】トルコが隣国シリアでクルド人勢力に対して行っている越境軍事作戦をめぐり、共に北大西洋条約機構
(NATO)に加盟する米トルコ関係が再び緊張化しつつある。
トルコ軍が支援するシリア反体制派はシリア北西部アフリンを制圧。これに続いてトルコのエルドアン大統領はアフリン東方
約100キロの町マンビジュでも作戦を継続すると宣言したが、クルド人勢力を支援してきた米国はマンビジュで軍部隊を展開しており、
不測の事態も懸念されている。
トルコ軍は1月20日、「テロ組織」として敵視しているシリアのクルド人民兵組織「人民防衛部隊(YPG)」掃討を名目に、
YPG支配下にあったアフリンでの軍事作戦に着手。トルコ軍の支援を受けたシリア反体制派武装組織「自由シリア軍」が今月18日、
アフリン中心部を制圧すると、エルドアン大統領はマンビジュを含むシリアの対トルコ国境地帯の町を列挙し、
「(クルドの)回廊地帯を完全に抹消するまでこのプロセスを続ける」と宣言した。
トルコの次の狙いであるマンビジュには、YPGを主力とするシリア民主軍(SDF)と、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦で
SDFを支援してきた米軍が駐留している。米国にかねてYPGをユーフラテス川東方に撤退させるよう要請してきたエルドアン大統領は、
アフリン制圧後、マンビジュへの進攻も辞さない構えを改めて表明。
しかし、米国務省のナウアート報道官は22日、「われわれはマンビジュを去るつもりはない」と強調した。
米国とトルコはこれまでYPGの扱いをめぐって対立し、関係がぎくしゃくしていた。両国は2月、関係修復に向けた共同作業
グループを設置することで合意。しかし、今月予定されていた両国の外相会談は、ティラーソン米国務長官の解任により中止になった。
マンビジュ問題で今後どのように折り合いを付けていくのか依然不透明だ。
2018年4月23日 TRT抜粋
アメリカ政府がテロ組織に支援を行っていることは周知の事実である。
アフリンで何千台ものトラックによって行われている武器支援、2019年に向けたテロ組織への5億5000万ドル(約600億円)分の
予算の拠出、およそ6万5000人のテロリストのための武器や機器供与の支援は、その最新の証拠の一部である。