イラク軍、モスル奪還「数日で完了へ」 旧市街攻略が最終局面
[モスル(イラク) 26日 ロイター] - イラク軍は26日、過激派組織「イスラム国」(IS)からイラク北部の主要都市モスル
を奪還する作戦が数日中に終了するとの見通しを示した。
対テロ部隊(CTS)の司令官は、ISが25日に反撃を仕掛けたものの失敗に終わり、モスルにおける支配が弱体化して
いると指摘。IS側の勢力は「特に旧市街に残っているのみ」とし、モスル奪還が「うまく行けば数日中にも」完了すると
語った。
イラク軍によると、旧市街に残るIS兵士は最大でも350人で、住民にまぎれ込んだり、自爆攻撃などを仕掛けたりする
ため、作戦に時間がかかっていた。
脱出した市民によると、旧市街の人口の約半数に上る5万人超が食料や水、医薬品の乏しい中でISの支配地域に取り
残されているという。
ISは、指導者のバグダディ容疑者が3年前にイスラム国家の樹立を宣言した場所である歴史的礼拝所ヌーリ・モスクを
先週爆破していた。