北核実験、中国の圧力が要因=米高官
米国家情報長官室のスコット・ブレー氏は26日、ワシントンで開かれたシンポジウムで「朝鮮民主主義人民共和
国が次の核実験をいつ実施するか、実施しないかを計算する上で中国の圧力が大きな要因になっている」と考え
を示した。共同通信が報じた。
またブレー氏は中国が北朝鮮に石油禁輸措置を取れば「間違いなく北朝鮮に重大な結果を招く」とし、「石油禁輸のうわ
さが流れた時に平壌でガソリンの値段が大きく変化した」と語った。
さらに、ブレー氏は北朝鮮が年内に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行う可能性があることに強い懸念を表
明した。日本や韓国を射程に入れた弾道ミサイルの精度も向上させていると警戒感を示した。
先に米国の偵察衛星は北朝鮮にある地下核実験場の坑道入り口付近で新たな動きをとらえた。
先の報道では、22日、北朝鮮が21日に弾道ミサイル用のエンジン燃焼実験を行ったことが分った。
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北朝鮮核実験場で動き 新核実験の準備か=米メディア
2017年06月21日 11:09 SPUTNIK
米国の偵察衛星は朝鮮民主主義人民共和国にある地下核実験場の坑道入り口付近で新たな動きをとらえた。
米CNNテレビは20日、複数の米政府当局者の話として伝えた。
共同通信によると、21日には中国外交担当トップの楊潔チ国務委員らが参加する米中閣僚級による「外交・安全保障
対話」がワシントンで開催され、北朝鮮抑止策が主要議題になるため、米側は北朝鮮の挑発を警戒している。
CNNによると、米政府当局者は北朝鮮が核実験を実施すれば中国による北朝鮮への圧力が機能しなかったことが明
らかになると指摘した。
北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、金正恩朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、新型の地対艦巡航ミサイルの発射実験を
行ったと伝えた。
先の報道では、米ジョンズ・ホプキンズ大の朝鮮民主主義人民共和国分析サイト「38ノース」は18日までに、北朝鮮の
核開発の関連施設が最大で150カ所、開発に直接従事する人員数は9千~1万5千人との試算のある報告書を発表し
た。