指定感染症の施行前倒し、1日へ。新型肺炎、緊急事態宣言で政府
2020/1/31 10:48 (JST) 共同通信
衆院予算委で答弁する安倍首相=31日午前
政府は31日、新型コロナウイルスによる肺炎を「指定感染症」とするための
政令施行を予定している2月7日から同月1日に前倒しする方針を決めた。
世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した
ことを踏まえた対応となる。
1月31日昼には「新型コロナウイルス感染症対策本部」の会合を開催する。
安倍晋三首相は31日の衆院予算委員会で、政令施行を2月1日に前倒しすると明言。
「情勢変化を踏まえながら、やるべき対策をちゅうちょなく決断し、実行していく」
と述べた。「わが国に入国しようとする者が感染症である場合には、入国を拒否する」
とも表明した。