脳の若返りに効く食べ物が明らかに
ほうれん草とケールの組み合わせが体にいいというのは偶然の話ではない。緑の葉物野菜はルテインを豊富に含んでいる。
このルテインは体内で酸化防止作用を発揮するが、体内組織内では作られないため、食物から摂取するしかない。
他にルテインを豊富に含むのはアボガドと卵。
イリノイ大学は摂取する食物の中にある一定の量のルテインを含んでいなければならないかについて明らかにした。
科学ニュースサイトの「Eurek Alert」が報じた。
ルテインは頭部の脳の組織および目に蓄積される。25歳から45歳の60人の被験者に対してルテインの効果を調べる実験を行った
ところ、中年でも体内組織のルテイン含有量が高い人は神経反応の観点からすると年齢の若い人と同じだった。このことから
ルテインは脳を加齢による変化から守る働きがあることがわかる。
スウェーデンのリンショーピング大学はルテインには炎症を抑える大きな働きがあることを立証した。
体内組織の炎症は虚血性心疾患と大きく関係することは知られているが、同大学は虚血性心疾患を病む193人を対象にした実験で
炎症のインターロイキンー6のレベルを図った。
血液中のルテイン、 カロテノイドの濃度を調べたところ、血液中のルテインの濃度が高いほど、インターロイキンー6のレベルは
低いことがわかった。このほか免疫システムの細胞の炎症はルテインを投与した場合、炎症の活発度が下がった。
このことからルテインは免疫システムの細胞に取り込まれ、その中に蓄積されたことがわかった。
緑黄食野菜はルテインが多く含まれますが、中でもケール(10mg)、パセリ(10mg)、ほうれん草(5mg)がダントツに多いです。()内は100g中の
含有量。ブロッコリーは1mgです。
青汁はケールでできているものがいいようですが、かなり飲みにくいです。
パセリは優秀な野菜なので飾りだけに使うのはもったいないですね。
好きな方は一束くらいサラダで食べてしまうでしょうけど、大量に食べる方は少ないと思います。
ドライカレーに入れるとカレーの香りでパセリが気にならなくなります。
米国のケイジャン料理のジャンバラヤに一束をみじん切りにして入れてみたらパセリを好きじゃない人も気づかず食べました。
強い香辛料の香りでごまかして食べさせちゃうというのが良い方法だと思います。