豪提案「独立調査」に中国猛反発。コロナ発生源、WHO総会控え
2020/5/10 16:28 (JST)5/10 21:05 (JST)updated 共同通信社
中国陝西省を視察する習近平国家主席(右から2人目)=4月(新華社=共同)
【北京共同】新型コロナウイルスの発生源や感染拡大の経緯を巡り、独立した調査が
必要だと主張するオーストラリアに、中国が猛反発している。
オーストラリアは今月半ばの世界保健機関(WHO)総会で議題になるとの立場を示して
おり、中国はウイルス拡散を巡る「中国責任論」の高まりを警戒している。
「何が起きたのか、独立した調査が必要だ」。オーストラリアのモリソン首相は4月23日
の記者会見でこう強調した。
独立した公衆衛生の検査官がパンデミック(世界的大流行)の関係地に行き、迅速に
状況を把握する重要性を指摘。情報が得られれば「多くの生命を救える」と訴えた。