EMERALD WEB≪拝啓 福澤諭吉さま≫

政治・経済・生活・商品情報などさまざまな話題で情報を発信してます。

レールを生産できない。北朝鮮の鉄道、日本統治時代に造られた、100年前の設備そのまま。韓国政府公表

2019-04-05 13:49:19 | 北朝鮮

北朝鮮の鉄道、100年前の設備そのまま 韓国政府公表

 2019年4月2日14時37分

 韓国統一省は、ソウルから平壌を経て中朝国境を結ぶ鉄道京義線の開城(ケソン)―新義州

(シニジュ)間(約400キロ)や、北朝鮮の東側を走る同東海線の金剛山(クムガンサン)―

豆満江(トマンガン)間(約800キロ)などの現地調査結果を公表した。

日本統治時代に造られた橋をそのまま使うなど、設備の老朽化が浮き彫りになった。

 

 公表は3月29日だが、調査は昨年実施した。調査報告書によると、京義線では建設から

70~110年、東海線では60~100年経った橋を現在もそのまま使用しており、

亀裂や破損を確認した。

 

 列車の運行速度は、京義線が時速30~50キロ、東海線が時速30~40キロ程度。

路盤の一部流失やトンネル内のコンクリート脱落や漏水も確認された。交換時期を過ぎた、

摩耗が激しいレールも多数あったという。

 

 脱北者らによると、北朝鮮はレールを自前で生産できず、補修が十分にできる態勢に

ないという。また、電化率は約80%だが、最近は電力難でダイヤが乱れているという。

 

昨年12月、東海線の橋を調べる韓国と北朝鮮の合同調査団=韓国統一省提供

北朝鮮・黄海北道の鉄橋を調べる韓国と北朝鮮の関係者ら=韓国統一省提供

 
ソウル=牧野愛博