トランプ氏の「韓国は中国の一部」発言に反発=韓国政府
2017/04/19 19:07 聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と首脳会談で交わした対話の内容を伝え、「韓国は
中国の一部」と発言し、波紋が広がっていることについて、韓国の外交部当局者は「一考の価値もない」と強く反発した。
同当局者は「報道内容が事実かどうかと関係なく、数千年間の韓中関係の歴史で韓国が中国の一部ではなかったこ
とは、国際社会が認める明白な歴史的事実であり、誰も否認できない」と強調した。
トランプ大統領は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、「習主席が(6~7日の米中首脳会
談で)中国と朝鮮半島の歴史について話した。数千年の歴史と数多くの戦争について。韓国は実は中国の一部だった」
と述べた。
習首席が実際に会談でトランプ大統領に述べたのか、トランプ大統領が誤解し、誇張して表現したのか、通訳ミスなの
かは確認できていない。
[中央日報社説]習近平の危険歴史観、明らかにすることが必要
2017.04.19 15:12 中央日報(朝鮮語)
ドナルド・トランプ米国大統領が最近公開した習近平中国国家主席との米中首脳会談裏話は、私たちの耳を疑うような
衝撃的だった。
トランプは習近平から「韓国と中国の歴史の授業を受けた」とし、習近平が「韓国は事実上、中国の一部であった
(Korea actually used to be a part of China)」と言ったのだ。
トランプは、ここで韓国は、北朝鮮だけでなく、韓半島全体を意味するものであったと付け加えた。
21世紀の中国を率いる指導者がこのような言葉を口にしたということは、にわかに信じられないほど呆然となった。
トランプが習近平の言葉を正確に伝達したのであれば、これは韓民族のアイデンティティを脅かす重大かつ深刻な挑戦
に違いない。
中国の台頭に伴い朝鮮半島に対する中国の歴史認識は、徐々に不安を感じる傾向にある。
中国人から「永遠の首相」と愛される周恩来は、1960年代に北朝鮮代表団に会った席で「古代から朝鮮は中国の属国
だったと歪曲するのは不合理な話」と「遼河(遼河)とスンファ(松花)川流域のすべてに朝鮮民族の足跡が発見される」
と述べた。
長い期間、中国東北地域と朝鮮半島で活動した韓民族の独立アイデンティティを評価したものである。
1980年代、中国の歴史は大きく変化した。「現在、中国の領土の中で起こったすべての過去の歴史は中国史」という
ファオ・シャオ・トゥンの主張を公式見解に据えて、中国に高句麗の歴史を奪われた「東北工程(東北工程)」のような作
業が行われて、韓国は中国の付属品程度に認識する傾向が生じた。
数年前にソウルの中国大使館のある関係者は「清日戦争時に韓国を守れなくて申し訳ない」と話して波紋を起こした
ことも、このような歴史認識の延長線上にある。
問題は、習近平の歴史観も、このような国粋主義的史観の影響を受けていないかという点だ。そのような心構えで隣
国、特に戦略的パートナー関係の韓国と、どのように友好的に共存する話をすることができるか懸念される。
私たちは、トランプの「暴露」に対する習近平主席のコメントの「明確化」が必要です。
わ~、近平氏が本当の事をぶちまけた。またそれをトランプ氏がぶちまけた。笑えますね~
檀君から反万年の歴史があると自慢している韓国の慌てようが目に浮かびます。
韓国の反応(みずきの女子知韓宣言)・・・記事の下の方へスクロールすると韓国人の反応があります。
http://oboega-01.blog.jp/archives/1065590425.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[東亜日報社説]「恐るべき歴史捏造」中国東北工程の完結
最近中国を訪れた李澤徽(イ・テクフィ)前ソウル教育大学総長は、瀋陽・遼寧省の博物館で、「遼河文明展」を観覧し、大きな衝撃を受けた。古朝鮮と高句麗、渤海が中国の歴史だと露骨に宣伝していたためだ。主催側は、これら三国が漢族と朝鮮族が一緒に暮らした国家であり、漢族が建てた国に相違ないという荒唐無稽な主張まで並べ立てたという。
このようなとんでもない歴史捏造に韓国政府が反論ひとつできずにいる中、中国政府の東北工程が今月末に完結する。5年間の東北工程を通じて行われた107の研究テーマのうち56が韓国関連のテーマというのを見れば、韓国古代史を丸ごと変えようとする中国の執拗さがうかがえる。中国の「歴史侵奪」は、韓国の歴史的ルーツとアイデンティティを否定するものであり、中華の辺境に格下げし、状況によっては再び属国化する足場にしようという意図が読み取れる。
韓半島の急変事態を念頭に置いた対応策の一環という指摘も、一脈相通じる。北朝鮮の崩壊で北朝鮮に対する管轄権問題が起こる場合、歴史的縁故を主張することで、韓国や米国の進入を阻止し、韓半島における優越的地位を固める考えであるというのが、共通の観測である。これは、最近になって中国が漢江(ハンガン)以北も自国の領土だったと主張していることからも、容易に類推できる。
東北工程の完結後の状況はもっと深刻だ。高句麗研究会のソ・ギルス理事長は、29日に主催するセミナーで、「中国は、韓国と摩擦をもたらした2004年以降、韓国関連の研究をほぼ中断したが、その代わり密かに地方政府で続けている」と発表する予定だ。その根拠として、地方政府である吉林省の社会科学院が学術誌『東北史地』を創刊し、この3年間で106編もの韓国関連論文を掲載したことを挙げている。
韓国の学界は、中国中央政府主導の東北工程が完結される状況で、韓国政府にどのような対策があるのか質している。地方政府にボールが移ったと手をこまねいて見ているのか。そのようでは、高句麗以降の韓半島の歴史も中国史の一部と主張する日が来るかもしれない。中国に対する漠然とした幻想を捨て、周辺4大国との関係や、これが韓半島の運命に及ぼす影響を冷徹に考えなければならないもう一つの理由である。