在韓米軍、「新天地教会」訪問の軍人・軍属らに「自宅隔離」を指示
登録:2020-02-21 01:24 修正:2020-02-21 12:08 ハンギョレ新聞
ロバート・エイブラムス韓米連合司令官兼在韓米軍司令官//ハンギョレ新聞社
在韓米軍司令部が最近急激に拡散しているCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)に
関して、朝鮮半島全域にある米軍の関連施設に対する「リスク」水準を一段階引き
上げると発表した。同時に、感染者が大量発生した大邱(テグ)の新天地教会を訪問した
米軍人とその家族などに、自宅隔離措置を取るよう義務を課した。大邱米軍基地など
一部の地域にあるすべての学校や育児施設は20日に即日閉鎖さる。
在韓米軍は20日、公式ホームページにロバート・エイブラムス司令官を発信者とする
公示を載せ、「朝鮮半島全域の在韓米軍の人員および施設に対するリスクを韓国疾病
管理本部の疫学調査が終了するまで一段階引き上げる」とし、このように発表した。
公示の中でエイブラムス司令官は、在韓米軍はCOVID-19の拡散を防ぐための
「先制的」「予防的」措置を取るとし、「2月9日以降に新天地教会を訪問した
すべての軍人は義務として自宅隔離を実施する」と述べた。そして、米軍人の家族、
軍務員、用役契約人員などにも同じ措置を強く勧告すると述べた。在韓米軍部隊内で
働く韓国人労働者にも自宅隔離を勧告したものと解釈される。このような措置は、
韓国の防疫当局が感染源と感染経路を明らかにするまで続けられるという。
エイブラムス司令官はまた、大邱にいる人員と外部から大邱に来る者の不必要な
出張も禁止すると明らかにし、大邱米軍基地と4区域(Area IV)にある学校、育児施設、
子育て支援活動などを、ひとまず木曜日(20日)に即日すべて閉鎖するとした。
閉鎖期間中、大邱米軍基地や4区域の軍事施設などへの訪問は禁止される。在韓米軍は
24時間ごとに閉鎖を続けるかについて決定する方針だ。
感染者 South Korea:433名。大邱の教会関係者が231人。