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<香港・逃亡犯条例>改正に反対、香港で中国返還後最大規模のデモ。 警察と衝突も

2019-06-10 19:05:47 | 中国・中国共産党・経済・民度・香港

「逃亡犯条例」改正に反対、香港で中国返還後最大規模のデモ。 警察と衝突も

2019年6月10日 12:01 発信地:香港/中国    AFP
  

【6月10日 AFP】香港政府が目指している「逃亡犯条例」の改正に反対する大規模デモが9日、

香港で行われた。デモは特に事故もなく行われたが、終了後の10日未明に一部の参加者が暴徒化して

警察と衝突した。

 

 改正案は、犯罪容疑者の引き渡しに関して香港政府がまだ協定を結んでいない国や地域にも

引き渡しを可能とする内容。引き渡し先には中国本土も含まれる。

 

 デモ主催者らは、9日の参加者は100万人を超え、1997年の香港の中国返還以降最大規模のデモに

なったとしている。一方、デモ主催者の発表よりはるかに少ないことが通例の警察発表はピーク時で

推定24万人としている。しかし警察発表でみても、香港返還以降で2番目に大規模なデモとなった。

 

 9日は厳しい暑さの中、道路に大勢のデモ参加者がひしめき合った。デモは特に事故もなく

行われたが、10日午前0時(日本時間同1時)すぎに警察が立法会前で泊まり込みの抗議を行っていた

小規模なグループを排除しようとしたところ、暴力が発生した。


 香港で行われた「逃亡犯条例」改正案への抗議デモで、通りを埋め尽くした参加者たち(2019年6月9日撮影)。

 





 警察は、許可していたデモの終了時間がすぎるとすぐに介入した。ボトルを投げたり、バリケードを

つくったりしたデモ参加者らに警察は催涙ガスを発射し、群衆を押し返そうとした。

警察とデモ隊の小競り合いは夜通し続き、近くの通りでは追いつ追われつするデモ参加者と警察官の

姿が見られた。

 

 香港政府は、条例改正案は法の抜け穴をふさぎ、香港を中国本土からの犯罪者の隠れ場所に

しないようにするために必要だと主張。台湾で知り合いの女性を殺害した容疑で指名手配されている

香港の男の身柄引き渡しを行うために、条例改正案を速やかに成立させる必要だとしている。

 

 しかし反対派は、不透明な中国の司法制度に人々が巻き込まれる恐れがあると指摘し、

香港政府は条例改正案を成立させるために台湾の殺人事件を利用していると批判している。

 

香港で行われた「逃亡犯条例」の改正案に反対するデモ終了後の衝突で、バリケードを持ち上げる参加者(中央)と、警棒を振りかざす警察官(写真右、2019年6月10日撮影)

 

香港で行われた「逃亡犯条例」の改正案に反対するデモ終了後に警察と衝突し、バリケードで道路を封鎖する参加者ら(2019年6月10日撮影)


香港で行われた「逃亡犯条例」の改正案に反対するデモ終了後に、参加者に催涙スプレーをかける警察官(2019年6月10日撮影)。


香港で行われた「逃亡犯条例」の改正案に反対するデモ終了後の衝突で、警察官が噴射した催涙スプレーを浴び、水をかけてもらって目を洗う参加者(2019年6月10日撮影)


香港で「逃亡犯条例」の改正案に反対するデモ終了後に衝突が発生した中、デモ隊に向かっていく警察官ら(2019年6月10日撮影)。


香港で行われた「逃亡犯条例」の改正案に反対するデモ終了後に、警察と衝突する参加者(2019年6月10日撮影)。


香港で行われた「逃亡犯条例」の改正案に反対するデモの様子(2019年6月10日撮影)


 
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