土砂崩れで列車が脱線、1人死亡44人負傷 スペイン
2018年11月20日 22:25 発信地:バルセロナ/スペイン AFP
【11月20日 AFP】スペインのバルセロナ(Barcelona)近郊で20日、通勤列車が脱線して1人が死亡、
44人が負傷し、うち3人が重傷を負った。救急当局と運行会社が発表した。脱線の原因は、豪雨による
土砂崩れだという。
救急当局のツイッター(Twitter)によると、20日午前6時15分(日本時間同日午後2時15分)、
バルセロナから35キロ北西に位置する町バカリシズー(Vacarisses)付近で、車両6両のうち2両が脱線。
乗客131人のうち41人が軽傷で、3人が重傷、1人が死亡した。
鉄道インフラ整備管理公社(ADIF)の発表によると、周辺地域を数日間にわたって見舞った豪雨により
土砂崩れが発生し、マンレサ(Manresa)とバルセロナの間を走行していた列車が脱線した。
ホセ・ルイス・アバロス(Jose Luis Abalos)運輸相はラジオ局のカデナ・セル(Cadena Ser)に対し、
事故が起きたエリアには落石を防ぐ網が張られていたが、「土砂崩れには耐えなかった」と述べた。
同省が事故原因について調査を行うという。
スペイン・バルセロナの北西に位置するバカリシズーで、土砂崩れにより脱線した通勤列車(2018年11月20日撮影)