上海ディズニーランドオープン前に米国で不幸な事件が立て続けに起きました。
上海ディズニー、米の事故で祝賀ムード暗転
銃乱射に続くワニの襲撃事故でかすむ中国のグランドオープン
2016 年 6 月 16 日 The Wall Street Journal
【米国発】米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーにとって、今週は輝かしい週になるはずだった。
だが、フロリダ州オーランドで2つの衝撃的な事件・事故が発生し、地球の反対側で慎重に演出されてきた祭典の祝賀ムードは暗転した。
世界最大の娯楽企業である同社は16日に開業する上海ディズニーリゾートに注目が集まるよう期待していた。
活性化しつつある市場に造られたこの巨大なリ ゾートは同社の長期的成長にとって重要な位置づけにある。ところが、
世間の耳目は上海から約1万3000キロ余りも離れたオーランドにある旗艦テーマパー ク「ウォルト・ディズニー・ワールド」に集まることになった。
メディアはオーランドのナイトクラブで発生した銃乱射事件を集中的に報 道。
その中にはウォルト・ディズニー・ワールドが犯人の当初の標的だったかもしれないというものもあった。
さらに、14日夜には2歳の男児がホテル施設内 の人造湖でワニに引きずり込まれて溺死するという事故が発生した。
この悲劇はディズニーの歴史にとって最も重要な局面のひとつを迎えたタイミングで発生した。
上海ディズニーリゾートの開園を記念する3日間の祭 典は5年余りに及ぶ建設期間――計画にかけた時間はそれよりはるかに長い――と、
55億ドル強(約5800億円)のプロジェクトの最後を締めくくるもの だ。
ロバート・アイガー最高経営責任者(CEO)をはじめとする経営陣と取締役会のメンバーは16日のグランドオープンに先立ち、
数日前から中国に滞在し ている。
米調査会社モフェットネイサンソンの分析によると、初年度は1000万人を超える入場者が見込まれ、
営業利益は2021年までには年間5億ドルに 達すると予想されている。
さらに重要なことは、上海のディズニーランドが同社の中国戦略の要であり、
海外で展開するテーマパークが示しているまだら模様の業績を向上させるチャンスであるということだ。
65歳のアイガーCEOが引退を延期したのは、主に上海の開園を見届けるためだ。
だが、今回の2つの事件はディズニーのこのウイニングランに暗い影を落とした。
12日、アイガー氏はナイトクラブで発生した銃乱射事件について声明を発 表、
「オーランドで起きた悲劇的かつ恐ろしい事件にわれわれはみな胸が張り裂ける思いだ。
われわれの思いと祈り、支援をこの愚かな行為に巻き込まれた地域 のみなさんに捧げる」と述べた。
オーランドにあるディズニー直営のホテル「グランド・フロリディアン・リゾート・アンド・スパ」で
14 日夜に発生したワニによる襲撃は同社にとってさらなる打撃となった。
同地の4つのディズニーパークの1つであるマジック・キングダムにほど近いホテルで、
人造湖「セブン・シーズ・ラグーン」で遊んでいた男児がワニに襲われた。男児と家族はネブラスカ州から遊びに来ていた。
男児の遺体は15日午後に発見された。
ディズニーはこの事故を受け、15日に全てのビーチリゾートと娯楽用マリーナを閉鎖。
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのジョージ・カログリディス社長は声明を発表し、遺憾の意を表明した
ワニの事故に関する報道が続く中、上海の開園のニュースは脇に追いやられた。
3日間におよぶ祭典の初日だった14日は、銃乱射事件の犯人がテーマ パークを訪れていたという報道で始まった。
捜査の概要説明を受けた当局者によると、
12日にナイトクラブ「パルス」で銃乱射事件を起こしたオマル・マ ティーン容疑者は標的を探してパーク内をうろついていたという。
この事件では50人が犠牲となった。 ディズニーは犠牲者のために100万ドルを寄付した。
そしてその日の日付が変わる前に、ワニによる事故という新たな危機に見舞われた。
ディズニー傘下のABCエンターテインメント・グループが手掛ける朝の報道番組「グッド・モーニング・アメリカ」は14日夜に、
翌15日の朝はライブ映像 で上海ディズニーランドの様子を報道すると宣伝していた。
だが、プロデューサーは男児がワニに襲われた事故について報道することを選択。ABCの広報担当 者は、番組内容を変更したと述べた。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。
可愛いぼうやのご両親のご心中は計り知れない悲しみと絶望の中にいらっしゃると思います。胸がつまります。
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<パーク内の様子>
中国人のマナーが一朝一夕で良くなる訳もなく、プレオープンと同じような状況でした。
RecordChinaより抜粋
本来団体客は専用の通行レーンに並ぶ必要があるが、時間がかかるために専用レーンを離れ一般レーンで並ぶ客が少なくなかった。
フラッシュでの撮影が禁止されている場所でも、スマホやカメラのフラッシュをたいて撮影する人が見られた。
アトラクション会場にごみ袋が放置されていた。
スタッフの注意を無視しパレードを見るために見晴らしの良い街灯に子どもを座らせる親
パレード中にスタッフの制止に構わず道を横断する人も見られた
灰皿のない場所でたばこを吸っている人が多く見られた。
入園ゲート前での子供のオシッコ、小さな子供を抱え、レストランの庭に向けてオシッコさせていた。
その他、
「カリブの海賊」「七人のこびとのマイントレイン」「トロン・ライトサイクル・パワーラン」「ロアリング・ラピッド」の4つのアトラクションで故障が起きた。
付近のホテルが倍以上に宿泊料が上がった。
上海ディズニーランドに設置しないアトラクション
ホーンテッドマンション・・・・中国人の特に年配層は幽霊の存在を信じている為
アリスのティーパーティー・・・中国で茶は国民的飲み物であり、そのたしなみ方は厳粛なマナーにのっとって行なわれるべきと考えるため、巨大なティー カップの乗り物を設置し、その中に人を載せる行為は彼らの文化に対する侮辱と受け止められる可能性もある為
いろいろなマナー違反がありますが 上海ディズニーランドは、概ね満足と思われます。食べ物が高いという声はありましたが
グッズが高いという声はなかったようです。
特にディズニーファンは東京にはないアトラクションもあり、パーク内の中国系の装飾など異体検ができたと思います。
日本からも多くの人が行ってました。
パイレーツオブカリビアン:サンケントレジャーの戦い
上海ディズニーランド紹介ビデオ(約4分)
http://www.latimes.com/travel/cruises/ct-video-shanghai-disney-travel-20160614-premiumvideo.html
最後までお読み頂きましてありがとうございます。