(CNN.jp)016.06.04 Sat posted at 13:54 JST
プロボクシング界で一時代を築いた元ヘビー級世界王者のムハマド・アリ氏(74)が3日、米アリゾナ州フェニックスの病院で死去した。
家族の代理人が明らかにした。74歳だった。
ロイター通信は3日、家族に近い関係者の話として同病院に入院後、危篤状態に陥ったと報じていた。入院は2日だった。
アリ氏は1984年にパーキンソン病を患っていることが判明。
昨年1月には尿路感染症の発病で入院。14年12月には肺炎で入院するなど不安定な健康状態にあった。
同氏は3度にわたりヘビー級王者に輝き、社会的な活動への参加でも有名だった。
ただ、近年は公の場所に姿を見せることはほとんどなく、
アリゾナ州の地元紙によると同州で今年4月9日に催されたパーキンソン病対策の献金を求める
会合への参加が最後となった。↓ ↓
アリ氏は1942年1月、米ケンタッキー州ルイビルで生まれた。本名はカシアス・クレイだった。
12歳の時にアマチュアボクシングを始め、64年に ソニー・リストン(米国)を破ってヘビー級王者のタイトルを初めて獲得していた。
同年にイスラム教に改宗し、名前も変えていた。
1960年代にベトナム戦争の徴兵を拒否し、ボクサーとしてのキャリアは3年半中断した。
陸軍徴兵の拒絶で有罪判決を受けたが、連邦最高裁が後になってこの判決を取り消していた。
その後、同級の世界王者に2度返り咲き、81年にプロボクシング界から引退していた。
現役時代は自らを「最強のボクサー」と誇示するなど奔放な言動で話題も呼んでいた。
ジョージ・フォアマン氏(米国)らと数々の名勝負も演じていた。
アリ氏危篤の情報に、世界王者に6度輝いた元プロボクサーのシュガー・レイ・レナード氏は「私のあこがれのボクサーだった。
祈りを捧げたい」とツイッターで回復を願っていた。
32歳の時パーキンソン病を発病。42年間闘病生活をしていましたが
その間パーキンソン病の患者たちの為に尽くされました。
また、差別、反戦とも戦いました。
ロンドン五輪の開幕式の時
五輪旗の運び手としてモハメド・アリが登場したことは
びっくりしましたしました。
闘病中にも関わらず姿を現した勇気に、同じ闘病者のみなさんは励まされた事でしょう。
心よりお冥福をお祈りいたします。
Muhammad Ali Twitter
最後までお読み頂きましてありがとうございます。