中国は、安倍首相のフィリピン・オーストラリア・インドネシア・(ベトナム)の訪問にやはり批判してきました。
中国報道官、安倍首相歴訪で「日本側のやり方は陰険」
2017.1.16 19:47 産経新聞
【北京】中国外務省の華春瑩報道官は16日の記者会見で、安倍晋三首相が訪問先のフィリピンとインドネシア、オーストラリアで南シ
ナ海問題を提起したことについて「日本の指導者は全力を傾けて離間をそそのかし、地域の緊張を誇張している。
日本側のやり方は陰険で、極めて不健全な心理だ」と強い不快感を示した。
華氏は「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の関係国との共同の努力により南シナ海の情勢は安定に向かっており、話し合いによ
る解決の道に戻った」と強調した。
<中国の報道>
外交部、南中国海で極力離間を煽る日本側の心理は極めて不健全
外交部(外務省)の華春瑩報道官は16日の定例記者会見で「南中国海情勢が安定し、好転しようとしている中で、日本側は依然とし
て(中国と各国の)離間に全力を傾けている。このようなやり方は非常に悪意があり、心理は極めて不健全だ」と表明した。
【記者】日本の安倍晋三首相はこのほどフィリピン、オーストラリア、インドネシアを訪問し、いたる所で自ら進んで南中国海問題に言
及した。安倍首相はフィリピンへのミサイル提供も自ら持ち出したが、ドゥテルテ大統領に拒否されたとの報道すらある。これについ
てコメントは。
【華報道官】中国側はドゥテルテ大統領が就任以来、独立自主の外交政策を堅持し、相互平等、相互尊重を基礎に他国と友好協力
関係を発展させていることに留意している。中国側はこれを称賛する。確かに、みなが目にしているように、中国と関係するASEANの
国の共同努力の下、南中国海情勢は安定と好転へと向かっており、交渉と協議による解決という正しい道にすでに戻った。だが日本
側指導者は依然全力を尽くし、腐心して離間を煽り、いわゆる地域の緊張を誇張している。日本側のこうしたやり方は非常に悪意があ
り、心理は極めて不健全だ。