イラン国会議事堂とホメイニ師の廟で銃撃と爆発 複数の死傷者
2017年6月7日18時43分 BBC
ホメイニ師の廟(資料写真)
イランの首都テヘランで7日、複数の銃撃事件が起きた。武装集団が国会議事堂と故ホメイニ師の廟(びょう)を襲い、
死傷者が出ているもよう。
複数の報道によると、警備員一人が死亡した。議事堂の外で撮影された映像からは激しい銃声が響いているのが分か
る。
1979年のイラン革命の最高指導者ホメイニ師の廟では数人が負傷した。実行犯には、自爆した一人のほか、銃で武
装した二人もしくは3人の男が含まれる。
廟の広報を担当するアリ・ハリリ氏が国営イラン通信(IRNA)に語ったところによると、武装した男らのうちの一人が廟
近くの銀行前で自爆した。
一方、ファルス通信は、自爆したのは女性だと報じている。現場を撮影した写真には黒い衣服をまとった遺体が写って
いる。
イラン労働通信(ILNA)によると、実行犯2人が逮捕された。廟では5人が負傷、一人が死亡した。死者が自爆犯なのか
は確認できていない。
現時点で国会議事堂内の銃撃犯が制圧されたかは不明。
イラン首都の襲撃事件、12人死亡39人負傷
2017年06月07日 20:24 AFP
ホメイニ師の廟の前で起きた爆発の瞬間を捉えたファルス通信の写真
【6月7日 AFP】イランの首都テヘラン(Tehran)で7日、武装集団が国会議事堂およびイスラム革命の指導者、
故ルホラ・ホメイニ(Ruhollah Khomeini)師の墓廟を襲撃し、12人が死亡した。救急当局の幹部が明らかにした。
またこの幹部は、2か所で発生した襲撃により、計39人が負傷したとしており、現在も救助活動が続いているという。
今回の襲撃事件では、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出している。
イランの首都テヘランにある国会議事堂で、子どもを避難させる警官(2017年6月7日撮影)
イランの首都テヘランにある国会議事堂で、警戒に当たる革命防衛隊の隊員ら(2017年6月7日撮影)