サレハ前大統領がイスラム教シーア派系の反政府武装組織フーシ派に殺害された。サレハ氏は2日、これまでのフーシ派との連携を

解消し、ハディ暫定政権を支援するサウジアラビアと対話する用意があると表明。フーシ派が「裏切りだ」と非難していた。


 フーシ派は4日、サヌアにあるサレハ氏の自宅を爆破。サレハ氏は逃走を試みたが、フーシ派戦闘員の銃撃を受け、死亡したという。


 イエメンでは、南部アデンを拠点とする暫定政権と、サヌアを占拠するフーシ派が対立。サウジ主導の連合軍が15年に軍事介入し、

シーア派大国イランの支援を受けるフーシ派への空爆を続けている。


 サレハ氏はイエメンで33年間にわたって政権を維持したが、11年の民主化要求運動「アラブの春」で政権打倒の機運が高まり、

12年2月に辞任。その後発足したハディ暫定政権を敵視し、フーシ派と手を組んでいた。


参考・・・バックには米国・ロシア。ミサイルが飛び交う地域です。